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資産運用を考え始めて-2 [資産運用]

引き続き資産運用ネタ。
(すでに運用している人から見ると、この不定期連載の内容は「今さら?」と感じたり、既知のことばかりで参考にならない部分も多いと思うので読み飛ばしてもらえれば)

資産を増やすには、
 1.収入を増やす
 2.支出を減らす
 3.資産を運用し利益を生む
このいずれも必要とされていることを、前回の記事で書いた。

1は早々に除外した。
太陽光発電や大家業を副業とするほどの情熱も心理的余裕もなかった。
職場で出世したいわけではないし、資格取得や出世による収入増はそもそも即効性がない。
収入増のための起業、副業、転職などは選択肢から早々に消えた。

普通なら、1の次に考えるのは2だ。
ところが、ろくに自身の出費状況を把握していないことに気づいてしまった。
そこで家計簿アプリで何をどのくらい使っているのかを記録していくことにした。
ダイエットと一緒で、記録だけすると自然と支出が減ることもあるだろうが、とりあえずあまり生活ペースを変えず(つまり我慢をせず)、いつもどおりに支出をし、それを半年~一年くらいは記録してみようと考えた。

結果として、3を重視することとなった。
昨春時点で、保険商品を除くと流動性のある資産としては普通預金しか持っていない状況だった。
会社の持株会にも入金していないし、個人年金も契約はしていないし、国債などの債券も買ったことがなかった。
財形貯蓄どころか、定額預金すら持っていなかったわけで、当然のことながら、株式投資、先物取引、FX(外国為替証拠金取引)、ゴールド積立、仮想通貨売買などとも無縁だったのだ。

一万円札

そのような状況であったので、白紙から考えることとなった。
ネットで情報収集をし、自分ができそうなものとして、やはり株式市場だろうと結論を出した。
少なくとも、税制で優遇されているNISAまたはつみたてNISAは始めるべきだと。
どうやら手数料の安いネット証券で始めるべきだということがわかり、株式口座の開設、特定口座とNISA口座の開設の手続きを済ませたあたりで5月に入っていた。

さて、NISA口座が開設されてから困ったのが、何を買うかだった。
ネットで情報収集はしていたが、自身でやったことがないので、本当にこれがわからない。
その時点で素人ながら理解していたのは、以下だった。
・初心者は分散すべし。
・株式投資は中長期で考えるべし。
・余裕資金でのみ運用すべし。
・NISAとiDeCoをまずやるべし。

これが意外と難しい。
分散って、日本とアメリカとヨーロッパでいいのか、新興国もいれるべきなのか、とか。対象分野(製造業、金融業など)を選ぶべきなのかどうかもよくわからなかった。
中長期とはいっても、自分はすでに20代とかではないのだけど、どのくらいの期間なのか、とか。
余裕資金って貯金のどれくらいの割合をまわせばいいのか、とか。

一年弱たっているので、いまならもう少しましな思考ができるが、株式口座開設時にはわからないことだらけだった。
そんな状態で自分が選んだ方法は、複数のネット証券会社の人気ランキングにある投資信託銘柄のトップ20から違うものを3つくらい選べばいいかというものだった。

NISAとつみたてNISAのどちらにするか迷った。
NISAは一年間の上限が120万円、つみたてNISAは一年間の上限が40万円だ。
そのかわり税制優遇される期間はそれぞれ5年と20年だ。
若い人はつみたてNISAを選んだほうが良い。
そうでない人は、投資余力とか好みでいいと思う。
結局自分は2021年はNISAを選んだ。

そして、人気ランキングにある投資信託を3種類選び、40万円ずつを購入した。
買ったのは、以下に連動するよう設計された投資信託だ。
・MSCI KOKUSAI インデックス(日本を除く主要先進国の株式に分散投資)
・MSCI オール カントリー ワールド インデックス(日本を含む先進国+新興国の株式に分散投資)
・日経平均株価(225種・東証)インデックス(日本の株式に分散投資)
それぞれ複数の会社から商品化されていて、信託報酬や取扱証券会社が異なったりする。(SBI、楽天、三菱UFJ国際、ニッセイ、大和アセットなど)
いまとなっては、あまり分散になっていないことがわかる選択だ。
日経平均連動を買っているが、これはいまいちな選択だった。今後もこの手のやつは買わないと思う。保有することでそれぞれの違いが肌身で感じられ、いい勉強になったと思っている。

本日23時時点の含み損益率は3つ平均で+9.7%
円安になったので、海外の金融商品に関連する投資信託がプラスになりやすいという面がある。(このあたりはまた別記事で書くつもり)
わりと好成績のように見えるが、2月のウクライナ戦争勃発による株価下落でこの3つの合計がマイナスだった日もあった。
株価というのは、上がったり下がったりするものなので、(中長期の投資方針ならば)その瞬間に計算上プラスだったかマイナスだったかはあまり関係ない。
その投資信託を売ったときの値段ではじめてプラスかマイナスかが確定するのだ。
余裕資金でやるべし、というのはここにある。
何年もすぎてから(場合により十数年以上たってから)、もう十分プラスだしそろそろこれは売ってしまおうかなくらいで考えられれば一番いい。
余裕がなくて、下がったから焦って売るともうどうしようもない。マイナスとか小幅な利益で確定してしまう。

とりあえず、そんなこんなでNISAの枠が確定したのだけど、普通預金はまだある程度あったので、さらになにかに投資に回すべきだろうと考え始めた。
そのあたりは長くなるので別の記事に譲る。(連続記事になるとは限らず)
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kuwachan

NIS或いはつみたてNISA位はやった方がいいかなと思いつつ
まだ実現に至っていないです。何年も前から考えてはいるのですが(^^ゞ
いい加減実行しないとダメですね(笑)
by kuwachan (2022-03-30 13:59) 

kou

>kuwachanさん、
節税になるので、働いているならおすすめですよ。
人気の投資信託で投機性の低いものを積み立てられると良いかと!
by kou (2022-03-30 23:33) 

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