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突然の指示に-2 [雑感]

今回も小説のモノローグ風。
【前回までのあらすじ】
海外の取引先と食事をしていたら同席していた上司から海外出張の指示があったkou。食事は大変美味しかった。


上司は冗談で言ったわけではなさそうだった。
私の部下1名だけの単独出張の予定だったが、取引先の上層部がたまたまそのタイミングで出張先の拠点に集まることが分かり、こちらも何人かで訪れて顔繋ぎと諸問題の打ち合わせをした方が良いという考えだった。
それはまっとうな理由であり、また運が良かったのか悪かったのか、私もその出張予定期間に大きな予定は入っていなかった。

取引先をホテルの近くまで送り、こちらは続けて飲むことになった。
その時のメンバーは私の部下以外はよく飲むタイプであり、付き合っていると帰宅は24時を過ぎることが確実だった。
私は適当な口実で少し早めに切り上げさせてもらうことにした。

電車に乗って急いで帰宅し、マイナンバーカードを持って近くへのコンビニへと急いだ。
住民票を取るためだ。
コンビニの機器で印刷可能なのは23時まで。ギリギリ間に合い、住民票を発行することができた。
本来、パスポートを交付してもらうだけであれば住民票は必要ない。
ただし、それは本籍地を正しく把握している場合に限られる。
私は前職時代に転勤が多く、本籍を何度か移してきたので、どこだったかをはっきり覚えていなかったのだ。これを解決する一つの方法が住民票を取得することだった。

住民票
印刷された住民票を見ると、残念ながら東京ではなかった。
指示された日の内にどこに戸籍謄本を取り寄せれば良いかは分かった。数百キロ離れていてすぐに取得できないことも。 (つづく)

大した話ではないので、暇つぶしに読むくらいでお願いします。(苦笑)
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