突然の指示に-4 [雑感]
そしてモノローグ風。
そろそろ終了させないと。
【前回までのあらすじ】
海外の取引先との食事がきっかけでコンビニに行ったkou。重要機密文書を郵便局へ持ち込む。郵便局ではニチガスの販促部隊がCMソングをループで流していた。
火曜日の夜に海外出張した方が良いと言われて、その日の夜に戸籍謄本を取り寄せるための準備を行い、水曜日の午前中には役所への封筒を投函したので、できる限りのことはしたはずだ。
速達で送っているのでおそらく木曜日には着いているはずであり、上手くいけばその日に送り返してくれて金曜日には着いているかもしれないと私は期待していた。
焦っても仕方がないので、私は金曜日は普通に出社し、少しの残業をして普通に帰宅した。
帰宅して、郵便受けを見ると封書が届いていた。
役所の人が速達の印が押されているので急いで処理をしてくれたのかもしれないし、通常でもそんなものなのかもしれないが、いずれにしても私にとってはありがたかった。
これで間に合うかもしれないと、私は光明が見えた気がした。
私はパソコンでパスポートセンターのことを調べてみた。
困ったことに土日はやっていないようだった。
私も過去に何回かは申請や更新に行っているのだけれど、十数年前のことで、受付時間のことはすっかりと失念していた。
出発予定日まであと11日となった金曜日の夜、私はパソコンを前に何かのカウントダウンが始まったような気がしていた。 (つづく)
そろそろ終了させないと。