宮部みゆき『模倣犯』 [書物・音楽]
本を購入したまま積み上げ、読まないまま積まれていくことを、積ん読(つんどく)と言ったりするらしい。自分の場合は、買ったらほぼ数日以内に読み始め、数時間以内に読み切ることが大半。
そんな自分が読むのを中断し、4年くらい読まないままだった本が1つだけある。
宮部みゆき氏の『模倣犯』。
彼女の作品はいくつか読んだし、いずれも面白く読んだ。
ただ、この『模倣犯』は読んでいて楽しくなくなってしまい、全5巻の内3巻目の途中くらいで読み止めたままだった。
怖いとか、つまらないとかではなく、楽しくないという感覚は説明しにくいが、先を知りたいとは思わなくなるという感じが近いかもしれない。
久しぶりに手にとって続きから読み始めて、先日読み終えた。小説家、宮部みゆき氏のすごさを感じる一作。
何というか、適した言葉が見つからないが、重い話だという印象が最初から最後まであった。
この話を読んでいない人が手に取るなら、余裕のある時に読むことをオススメする。
- 作者: 宮部 みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
- 作者: 宮部 みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
- 作者: 宮部 みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
- 作者: 宮部 みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
- 作者: 宮部 みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
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文庫で5冊ありボリュームはありますが、先が気になり比較的に短時間で読み終えました。
孫娘のことを思うおじいさんの気持ちなど重いですね。
本作に登場する前畑滋子が「楽園」という作品で再登場しているので、オススメです。
by じゅぴたー (2009-11-10 22:50)
＞じゅぴたーさん、
私も日頃は文字やページが多いかどうかは全く関係なく、集中して読み終える方なのですが、この作品だけは先へ先へという気持ちを維持しきれませんでした。
最近は宮部みゆき作品に手が伸びなくなってきつつありますが、「楽園」は読んでみようと思います。
by kou (2009-11-10 23:14)
「模倣犯」は、私も気になっていた本です。長いのですね。時間があるときに読んでみます。
by Krause (2009-11-11 05:04)
＞Krauseさん、
文庫本サイズで5冊で1冊あたりのページ数も多く、非常にボリュームのある長編小説です。
2005年に出版されて購入、4年近く放置、ようやく読み終えました。なかなか重い話でした。
by kou (2009-11-11 07:27)
単行本が発売されたときに読んだのですが
いまいち世界に入りきれず、読み終わって
古本屋に売ってしまいました^^;
私も一時期は、宮部みゆきさんを読んでましたが
最近は読んでないです。
今は軽いタッチの本ばかりかもｗ
by リュカ (2009-11-11 22:27)
＞リュカさん、
5年くらい前までは文庫本が出るたびに、宮部みゆき作品を購入して読んでいましたが、最近はあまり手が伸びません。
読めば面白いと思うのですけどね。
私も最近は軽めの小説を読むことの方が多いかも。
by kou (2009-11-11 22:39)