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東京都庁舎のプロジェクションマッピング [美術・娯楽]

新宿中央公園をぶらりとまわって夜桜見物を楽しんだあとは、東京都庁舎へ。
新宿中央公園とは反対側になるが、徒歩数分の距離。
19時が最初の回で、以後30分ごとに数回行われる。

東京都庁舎のプロジェクションマッピング
ド派手な演出はないが、役所を使ったマッピングとしては妥当な気もする。

東京都庁舎のプロジェクションマッピング
ツタが成長していくような動きとか。

東京都庁舎のプロジェクションマッピング
花火とか。

東京都庁舎のプロジェクションマッピング
サイバーパンクっぽい感じとか。

東京都庁舎のプロジェクションマッピング
数回同じようなものが繰り返されるのだが、合間に表示されるのがこれ。
これが一番華やかな感じがする。

事前に調べて知っていたのだけど、平日と休日では内容が異なり、平日は抑制的なものらしい。
自分はこれはこれでありと思って平日仕事帰りに訪れてみたが、プロモーションビデオなどで派手な演出を見て期待していくのなら、休日のほうがいいと思う。
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霧島アートの森 [美術・娯楽]

山椒茶屋 えびの店でランチを済ませて、次に向かったのが霧島アートの森。
霧島アートの森は、鹿児島県立の野外展示型の現代アートの美術館だ。(屋内展示もある)
2000年10月に開館しており、そろそろ四半世紀。
なお、霧島と名前がついているが霧島市ではなく隣の姶良郡に立地する。
40分弱車を走らせて到着。
ずっと曇り空だったが、このあたりでは晴れ間が多かった。野外展示もあるのでありがたい。

敷地に入ってすぐの場所には草間彌生の作品『シャングリラの華』が置かれている。
シャングリラの華

ここを通り過ぎて駐車場へ移動し車を停める。
アートホールへ向かう道すがらでも作品が見られる。

ほおずき・コブシの森
西川勝人の『ほおずき・コブシの森』。植え込まれた何十本ものコブシの全体像は撮らなかったが、なかなかおもしろい。

アートホール
アートホール。
ここで入場料を払うと、屋内展示および野外展示が見られる。
アートホールを抜けた先の広場から撮影。なお屋内展示は撮影禁止なので撮影していない。

犬と散歩
藤浩志の『犬と散歩』。
発見したりする驚きや楽しさを味わってもらうのが狙いの一つだそうで、いすとしても使ってもいいように配置されているとのこと。

サン・ルーツ
フィリップ・キング(チュニジア)の『サン・ルーツ』。
赤色と黄色の原色の色使いが印象的。

あなたこそアート
チェ・ジョンファ(韓国)の『あなたこそアート』。
作品が絵の額縁となっており、中の空洞から見えるものすべてが絵になるという仕組み。
ここは記念撮影をしている人が多かった。

野外の作品数は23あり、屋内の作品は45ある。(イベントのときは作品数や内容が変わる)
200円(中学生以下無料)でこれだけの作品を広大な敷地や眺めとともに楽しめるのはお得だ。

広場には野鳥が多く、ウグイスの啼き声が聞こえたり、ミツバツツジやハクモクレン、アセビなどの花々が見られたり、気持ち良い場所だった。
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カラオケ採点やってみて [美術・娯楽]

カラオケ採点
カラオケで◯◯点とれるかといったテレビ番組をたまに見かける。
切り口はいろいろで、昭和の曲で何点取れるかとか、誰がいちばん高得点かとか。
たまたまそういった番組を見て、最近の採点システムはすごいなと思い、面白そうなので番組で使われていたDAM採点システムのあるビッグエコーに先日行って体験してみた。

なかなかおもしろい。
自分の好きな曲で何度も歌ったことがあっても、癖がついていて微妙に違う音階で歌っている場所があったり、ビブラートを意識してもしなくてもそれほど点数が開かなかったり。
好きでよく歌う曲はおおむね90点~92点、初めてとかキーを合わせづらい曲は80点~90点というところだった。
90点以上とれるのは8%未満の人らしく、95点超えともなると1%未満らしい。

カラオケの点数を競うイベントに出るわけでもなし、楽しく歌えればそれでいい。
ただ、どうせなら上手く歌いたい。そういう意味では自分の認識していない音程を外している箇所がわかるのはいいなと思った。
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九州国立博物館-テーマ5 丸くなった地球近づく西洋 [美術・娯楽]

平常展のテーマ5は『丸くなった地球近づく西洋』。
西暦1573年〜1853年の安土桃山時代~江戸時代末期辺りまでの展示だ。
平戸や出島の商館跡由来のものもかなりある。

江戸時代の鍋島で作られた青磁染付
江戸時代の鍋島で作られた青磁染付の皿の数々。

伊万里焼
江戸時代に有田で作られた古伊万里。
皿、水注、大瓶、壷などが並んだ様は迫力がある。

日本の思い出
オランダから訪れたリンデン伯爵による石版印刷の画集の一枚。
『日本の思い出』。
その当時の出島の様子だ。

平常展だけでも歴史が好きな人にはお勧めできる内容だった。
平日で夏休み前ということもあり、訪れた人もそれほど多くなく、じっくり見ることができて満足。
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九州国立博物館-テーマ4 アジアの海は日々これ交易 [美術・娯楽]

平常展のテーマ4は『アジアの海は日々これ交易』。
西暦1192年〜1573年の鎌倉時代から室町時代にかけての展示だ。
遺跡からの出土品は九州が多いが、このあたりから図書や仏像など遺跡ではなく人の手を渡ってきたものが増える。

残念ながら自分が撮った写真はピンボケしていたり、アクリルの反射でよくわからないものがあったりしたので、自分の写真は割愛。

九州国立博物館 平常展
以前にアップした画像でお茶を濁させてもらう。

どんなものが置かれているのかは、公式サイトのデータベースを参照してもらえるとうれしい。(こちら
(公式サイトの画像の転載はWebの注意書きに従ってきちんと使用許諾をとればおそらくブログの掲載は問題ないと連絡をもらえると思うが、自分のブログごときに手を煩わせてしまうのも悪いので。(苦笑))
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九州国立博物館-テーマ3 遣唐使の時代 [美術・娯楽]

平常展のテーマ3は『遣唐使の時代』。
西暦663年〜1192年の飛鳥時代から平安時代にかけての展示だ。
ここも九州で出土したものが多いが、アジアのものが増える。

多宝千仏石幢
多宝千仏石幢。中国のものだ。
総重量は3.5トン、高さは5.5メートルとかなり大きい。

釈迦菩薩立像
釈迦菩薩立像。パキスタンのものだ。
釈迦は仏教の開祖であるが、これは出家前の太子であったころ。

大宰府政庁南門 復元模型
先日の記事でアップした大宰府政庁南門もこの時代のものだ。
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九州国立博物館-テーマ2 稲づくりから国づくり [美術・娯楽]

平常展のテーマ2は『稲づくりから国づくり』。
紀元前400年〜西暦663年の弥生時代から古墳時代にかけての展示だ。
ここもその多くは九州地方の出土品だが、その他地方や中国などのものもある。

勾玉
勾玉。いろいろな色合いで素朴に美しい。
この形に研磨するのは当時相当時間がかかったことだろう。

中広形銅矛
長崎県の大綱遺跡から出土した中広形銅矛。
銅矛はもともと武器として扱われたが、徐々に祭祀の道具となっていった。

正装男子形埴輪
埼玉県から出土した正装男子形埴輪。
王や英雄の姿を写し取った埴輪で、古墳時代の正装がうかがえる。

第四室
埴輪が多く置かれた展示室の様子。
人物の埴輪だけでなく、犬形や馬形の埴輪も見られる。素朴で装飾の少ない動物の埴輪はこれはこれでかわいい。
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九州国立博物館-テーマ1 縄文人、海へ [美術・娯楽]

平常展のテーマ1は『縄文人、海へ』。
250万年前~紀元前400年ころの縄文人たちが残した土器を中心に展示しているコーナーだ。
その多くは九州地方の出土品だが、東北や近畿のものもある。

鉢形土器
長崎県深堀遺跡から出土した鉢形土器。
九州と朝鮮半島南部で出土する土器だ。

土偶
青森県で出土した遮光器土偶。

土偶
青森県で出土した土偶。
各地で土偶は発掘されているが、東北地方ではこのように座ったスタイルのものがあるようだ。

火焔型土器
新潟県道尻手遺跡から出土した火焔型土器。
縄文時代と言えば、遮光器土偶と並んで火焔型土器も有名だ。
この火焔型土器は、縄文時代中頃の新潟県山間部でのみ見られる、地域も時期も限定された土器とのこと。知らなかった。

縄文時代の文化はなかなか興味深い。
土器以外にも、石剣、石棒、矢尻、丸木船などの展示もあり、力強さを感じさせられるコーナーだ。
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ヘッドホンカバー [美術・娯楽]

mimimamoのヘッドホンカバー
mimimamoのヘッドホンカバーを買った。
耳あて部分が合成皮革のヘッドホンを使っていると、革の部分がぼろぼろになったり、スポンジをくるんでいる端に隙間が空いてスポンジの粉が押してきたりすることがある。
合成皮革は湿気や熱に弱く劣化が早い。しばらく使っていなかった合成皮革の製品がいつの間にかぼろぼろになっているというケースも多い。

自分ももらい物(確か何かのイベントの景品)のノイズキャンセリングヘッドホンを久しぶりに引っ張り出してみたら、ほとんど使っていなかったのに、劣化していた。
ヘッドホン
もらい物なので、金銭的な損失はないとはいえ、ケーブルやノイズキャンセリングの機能には何ら問題がなく、このまま小物家電で捨てるのもしのびない。
ネットを検索すると、ヘッドホンカバーなるものがあることを知り、購入してみた。

mimimamoのヘッドホンカバーをヘッドホンに装着したところ
装着してみたところ。
何回か使ったが違和感なし。
サイズはMサイズとLサイズとがあり、自分のヘッドホンはMサイズでちょうどよかった。
抗菌仕様の日本製で洗濯もできる。
こういう製品を知らなければ普通に新しいものを買ってしまうところだった。似た状態のヘッドホンを持っている人にはおすすめ。
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由布院ステンドグラス美術館 [美術・娯楽]

由布院ステンドグラス美術館
2日目最初の観光場所、由布院ステンドグラス美術館へ到着。
館内は撮影禁止なので、外観だけ。
さまざまな国のステンドグラスの違いを展示する部屋が国ごとに用意されている。
館内では事前予約が必要だが、ステンドグラスの写真立てなどを作るコーナーがあった。
箱根、伊豆、由布院など、温泉地にどうしてステンドグラスの美術館が多いのか不明だが、若い観光客のニーズがあるということなのだろう。

隣接するのは教会。
ここも美術館の入館料を払った人は観光目的で入ることができる。
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柴川敏之展 | 41世紀の蒜山博物館 [美術・娯楽]

GREENable HIRUZENにはミュージアムもある。
ちょうどやっていた柴川敏之展 | 41世紀の蒜山博物館を鑑賞。
柴川敏之展 | 41世紀の蒜山博物館

2000年後に21世紀のさまざまなものが出土したとしたら、という切り口で作られた作品群が飾られている。

折り鶴
折り鶴。

能面とマスク
能面とマスク。
マスクはコロナ禍ならではかも。

プラモデル
プラモデルやミニチュアのおもちゃ。

出土品
招き猫、ノートPC、マウス、キーボード、ディスプレイモニター、おもちゃなどが化石として出土し、仕分けられている様子。
キューピー人形やひるぜん焼そばが化石になったものをイメージしたものも。

なかなかおもしろい展示だった。
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鳥取砂丘 砂の美術館 [美術・娯楽]

鳥取砂丘 砂の美術館
鳥取県へ入って、最初に訪れた場所が、鳥取砂丘 砂の美術館
父が鳥取へ行くなら、鳥取砂丘と砂の美術館へ行こうと言っていたので向かった場所。
鳥取砂丘すぐそばにあるので、ろくに下調べもせずに行ってみたのだけど、1月~7月は有料の実物展示なしなのだ。
砂を使った美術展示は、駐車場入口にある、この案内のみ。

鳥取砂丘 砂の美術館
一応、過去に展示した様子がパネル展示されており、どんな作品が作られてきたのかがわかるし、無料なので、鳥取砂丘へ行くついでに立ち寄るなら問題ない。
ここをメインで行きたいなら、季節を選んだほうがいい。

父にとっては目的地の一つだったので、ちょっと残念そうだった。
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Wordle [美術・娯楽]

Wordleというゲームがある。
ジョシュ・ワードルさんがクロスワードパズル好きな恋人のために作ったものだ。
親戚にも評判がよく、一般に無料公開したところ、楽しむ人が増えて、最終的にニューヨークタイムズ紙が買収、その後も無料で公開されているゲームだ。
ブラウザゲームなので、スマホでもタブレットでもPCでも遊べる。

ルールは以下となっている。
・5文字のアルファベットを入力する。
・入力する文字列は意味のある単語でなくてはならない。
・アルファベットと位置が一致すると緑色で表示される。
・アルファベットは合っているが位置が不一致だと黄色で表示される。
・そのヒントをもとに全部が緑色になるまで繰り返す。
・最大繰り返せる回数は最初の単語も含めて6回である。
・1日に遊べる回数は1回である。
・全世界で出される単語は1つである。

画面で見たほうがわかりやすいので、昨日出題されたものを、説明用にストーリーを創作してみた。


Wordle
最初に「EARTH」と入れてみたところ、緑色が0枚、黄色が2枚、灰色が3枚となった。
「A」「T」は使われている英単語だが、位置は2番めと4番目ではないわけだ。


Wordle
次に「SOLID」と入れてみたところ、緑色が1枚、黄色が1枚、灰色が3枚となった。
「O」は2番目で確定、「D」は使われているが5番目には位置しない。
この段階で、2番めに「O」があって、「A」「D」「T」を使う単語が思いつけば、それを入れたほうがいい。(実際には自分は3個目で正解したが、ここでは説明用にもう1個違う単語を入れてみたというストーリーにしてある)


Wordle
3個目として「DOCKY」と入れてみたところ、緑色が2枚、黄色が1枚、灰色が2枚となった。(ストーリー上このようにしているが、実際にはdockyという単語は未登録として、Wordleでははじかれる)
「O」「Y」はこの位置で合っている。
「D」は3番目か4番目、「T」は1番目か3番目、「A」は1番目か3番目か4番目だ。


Wordle
4個目として「TODAY」を入れてみたところ、正解となった。
大体、こんな感じで遊ぶゲームだ。
5文字の英単語なんて、いっぱい知っているはずなのに、意外と思いつかず、苦戦するが、楽しい。
まだ遊び始めて1週間くらいだけど、はまる。
1日に1個なので、通勤中とかランチタイムとかに遊ぶのに向いている。

また、Twitterやメールで情報共有する際は、以下のように内容がわからない形で「こうやって問いたよ!」と伝えられるのも気が利いていていい。



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Wordle
いまのところの成績はこんな感じ。
今日は4個目で正解した。
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1個目の単語が1文字もかすりもしないと、推測が難しくなるので、この点は運次第だ。
2個目で正解したのは一昨日だったが、そのときはこんな感じで、1個目の単語でヒントがたくさんあった。

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ちょっとした空き時間にできるので、文字当てゲームのようなものが好きな人はおすすめ。
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大塚国際美術館 エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン [美術・娯楽]

大塚国際美術館の作品紹介の最後は、エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン。
17世紀生まれのフランス出身の画家だ。
ロココから新古典主義の時代に活躍したフランスの美貌の女流画家で、18世紀の最も重要な女性芸術家だと考えられている。
660の肖像画と200の風景画を残し、そのなかにはフランス国王ルイ16世妃マリー・アントワネット、イタリアのトスカーナ大公ピエトロ・レオポルト1世をはじめ、オランダ王ヴィレム1世、ナポレオンの妹、イギリスの貴族など、多くの著名人を描いた。

大塚国際美術館には、ヴィジェ=ルブランの絵画は1点のみであり、今回取り上げる作品がそれである。

ヴィジェ=ルブランと娘ジュリー
『ヴィジェ=ルブランと娘ジュリー』。
原画はフランスのルーブル美術館が所蔵している。

彼女は自身の肖像画も多く残している。
今回取り上げた作品は、彼女のいくつかの自画像の中ではもっとも美しいと感じる。
美しい母と娘であり、柔らかい色調がその美しさを引き立てている。
この作品を最後に取り上げたのは、今回の大塚国際美術館で目にした作品のなかで、もっとも印象的だったからだ。

ヴィジェ=ルブランは画家としては成功したが、夫は賭博好き、娘は長じてから素行が悪く、家庭はあまり恵まれなかったことを考えると、この作品を描いた頃が比較的良い時期だったのかもしれない。

これで、大塚国際美術館の作品関係のブログは終わり。
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大塚国際美術館 エドゥアール・マネ [美術・娯楽]

エドゥアール・マネ。
19世紀生まれのフランス出身の画家だ。
1860年代に発表した代表作『草上の昼食』や『オランピア』が、その当時の絵画界で大きく批判されることとなり、その後もなかなか世に大きく認められなかった。
デッサンと遠近法が稚拙だとか、色彩が平板的だと言われたりもしている。(個人的には彼の作品は1870年以降のもののほうが好みだったりもする。)
マネは死後に評価がより高まった画家だ。

大塚国際美術館には、マネの絵画は7点あり、そのうち4点を制作順に取り上げる。

草上の昼食
『草上の昼食』。
原画はフランスのオルセー美術館が所蔵している。
1862年から1863年にかけて製作された。
その当時、裸体の女性は神話や歴史の出来事にもとづくことが一般的であった。着衣の男性がくつろいでいる場所で裸体でいる女性は売春婦であったことから、あきらかに現実の女性を描いており、それが不道徳とされ、大きく問題視された。

オランピア
『オランピア』。
原画はフランスのオルセー美術館が所蔵している。
1863年に製作された。
1865年のサロンに出品し入選したが、こちらも批判を浴びた。
売春婦を描いているとされた点は同様で、くわえて日本の浮世絵に影響されてあえて平坦に描かれているところも、当時理想化された裸体画が伝統的絵画の手法と異なっているということで酷評された。

笛を吹く少年
『笛を吹く少年』。
原画はフランスのオルセー美術館が所蔵している。
1866年に完成した。
フランス近衛軍鼓笛隊のマスコット的少年を描いたとされている。
この絵も日本の浮世絵に影響され、陰影が少なく立体感が薄い。

フォリー・ベルジェールのバー
『フォリー・ベルジェールのバー』。
原画はイギリスのコートールド・ギャラリーが所蔵している。
マネが完成させた最後の主要な作品。
1882年に、サロン・ド・パリに出品された。
鏡の位置の不確かさ、バーメイドの後姿が右へずれていること、バーメイドが応対している紳士が手前には存在しないこと、カウンターに置かれたビンの位置と数に相違があるなど、批評家を困惑させた絵画だ。
その後、2000年に復元された劇場で撮影された写真により、この絵が不自然ではないことが判明した。
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大塚国際美術館 マティアス・ストーム [美術・娯楽]

マティアス・ストーム。
16世紀生まれのオランダ出身の画家だ。(オランダ出身かどうか確定的ではない)
長くイタリアで過ごし、50歳の生涯を終えるまで約200点の作品を残した。
その作品の多くはろうそくなどの単一の光源が印象的で陰影が強調された絵画であり、宗教画や歴史画が多い。

大塚国際美術館には、マティアス・ストームの絵画は1点あり、ここで取り上げる作品のみだ。

聖ヒエロニムス
『聖ヒエロニムス』の、アナモルフォーシス。
ここでは、原画そのままではなく、アナモルフォーシスというゆがんだ画像を円筒などに投影したり角度を変えてみたりすることで正常な形が見えるようになるデザイン技法での展示を行っている。
原画は、オランダのユトレヒト中央美術館が所蔵している。

これは、静止画より動画でみたほうがおもしろいと思うが、残念ながら動画は撮影していない。
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