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売却に向けて動き出す-3 [住居・家具]

アセビ
不動産仲介業者 数社との打ち合わせを1回ずつ実施した。
話をしてみると、不動産業界にいそうだなという感じの人ばかりかというと、そうでもなかった。
年齢もさまざま。
提案書の説明を受け、質疑を行い、実際のこちらの住居の様子を見てもらった。
それぞれ1時間強の打ち合わせとなった。

慎重に進めるのであれば、時間をかけて仲介業者を選定するという方法もある。
こちらも忙しい時期とはいえ、今月すぐにでもというような切迫した状況ではない。
ただ、やたらと時間をかけたところで、売れるか売れないかは縁次第だし、担当者との相性は進めてみないとわからない面があると考えた。
そして、切迫しているわけではないが、売るなら早いほうがいいとも思っていた。
理由はいくつかある。
1つ目は築年数だ。不動産関連のサイトを見ると、5年刻みくらいで影響がありそうな印象だ。確かに9年目と10年目との違いはインパクトが大きい。14年目と15年目とか18年目と19年目とかではそれほど違いはないかもしれないが、買う側にとっては少しでも築浅なほうがいいだろう。
2つ目は活動開始時期だ。首都圏の中古マンションの平均売却活動期間は4ヶ月くらいとなる。4月に始めれば夏のうちに売れるかもしれないが、仕事が落ち着いて夏ころから本格活動とかやっていると初冬あたりになるかもしれない。寒い時期の引っ越しはこちらが大変だ。(4ヶ月は平均であって、7ヶ月とか10ヶ月とかかかることだって普通にある)
3つ目は不動産市況の状況だ。一本調子で平米単価が上がっていた不動産関係も踊り場を迎えているように見えた。実際に前月比でプラスでないペースが少し高まっているようだった。仮に不動産バブルのようなものが弾けてしまうと落ち着くまで待とうというケースが出てくるかもしれない。
4つ目は金利政策だ。これまで日銀は諸外国とは異なり異常な低金利を維持してきた。つまり住宅ローンが借りやすいのだ。ところが日銀総裁が変わることが既定路線で、どこかで金利が上がるかもしれない。そうなると住宅ローンの審査に落ちるケースが増えるかもしれなかった。
調べれば調べるほど、時間をかけない方がいいと思えてならなかった。(実際にそうかどうかはわからないが、そう感じたということだ)

不動産仲介業者のサービスは似通っている。
細かい点では、付帯サービスが豊富だとか、動画撮影による紹介を行えるとか、いろいろある。
ただ、自分自身のなかにあったのは、購入希望者と自分とを繋げてくれるときに安心な担当者で、なおかつサービスがわりといいところであるべきだという考えだった。
結局、そのポリシーに従って、絞り込んだ2社ともう1回ずつ会い、最終的に1社に決めた。
そこが外れだと感じたなら3ヶ月後に契約満了して他社にすればいいだけのことだ。(3ヶ月で契約が満了となり延長しないでの切り替えはノーペナルティなので)
3月上旬のことだった。
(つづく)
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売却に向けて動き出す-2 [住居・家具]

モモ
複数の不動産仲介業者にWebから連絡したところ、システムの受付連絡メールがすぐに届き、それぞれ個別に担当者からの連絡もあった。
どこに問い合わせをするかというのはネットで見ると、複数に連絡するのが定番なようだ。
また、大規模、中規模、地元密着、ネット専業、リフォーム専業など、いろいろな属性の会社に連絡をするのが好ましいという記事もある。
しかし、現実的にはそう何社とも会えない。
管理組合の理事業務があり、職場は期末を迎えつつあり、退去のための荷物の整理もしなくてはならず、平日も休日もやることがてんこ盛りだった。
結局数社に限定してメールでやり取りを行うこととした。

査定するにあたりいくつかの質問に答えるよう依頼が含まれていた。
リフォームの状況、分譲時からの間取り変更の有無、住み替えの理由、住み替え先の有無、売却の真剣度、売却の希望スケジュール感、不具合箇所の有無、ローンの残債有無などだ。(業者によって質問内容は微妙に異なるが、概ね同じ)
それらに回答すると、早々に簡易査定の結果や提案書などが返ってきた。
想定していた金額だった。
業者によって金額の高い低いはあるが、正直この査定額はあてにならないと思っていた。
高い査定額を出してきたところで、それで自分たちが買い取りますというわけではない。買い手がつかなければ結局値引きして売ることになるのだ。
ただ、そういう意味では周辺相場の範囲内だったので、安心できた。

メールのやり取りから10日以内に各社の担当者にそれぞれ個別に来宅してもらい、打ち合わせを実施した。
2月がそろそろ終わるころだった。
(つづく)
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売却に向けて動き出す-1 [住居・家具]

フクジュソウ
不動産を借りたことも買ったこともあるが、売ったことはない。
不動産サイトで相場を調べることにした。
いまはネットで近隣の中古マンションや中古一軒家の販売価格がすぐにわかる。
もしもこの値段が恐ろしく低いようなら、住み替えに踏み切ったかどうかはわからない。

調べてみると、新築のマンション市場が値上がりし続けていて、中古マンションもそれに引きずられてそれなりの価格がついていることがわかった。
新築マンションの値上がりの理由はいろいろあるようだ。
自分は専門家ではないのでネット上での情報がベースとなるが、「資材や人件費の高騰」「旺盛な資産投資としての需要過熱」「歴史的な低金利で組みやすいローン」「新型コロナ以後の住まいへの金をかける層の増大に伴う分譲側の強気の価格設定」などが影響を与えているようだ。

中古マンションの需要が高まるのは2月~3月らしい。
2月上旬の段階では、とてもではないがそれには間に合わない。
今月にも手放したいというほど切羽詰まっているわけではないので、中長期戦になることも覚悟しようと判断した。
そこで、軽くネットで情報を検索し、不動産仲介関連サイトから複数の仲介業者にコンタクトを取った。
話を聞いてみないことにはどうしようもない。
それが2月中旬のことだった。
(つづく)
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もやもやとした-3 [住居・家具]

ヤグルマソウ
集合住宅を所有すると管理組合に所属することとなり、当番制で理事にならなくてはならないということを、所有するまではあまり意識したことがなかった。
大規模マンションだと、数百世帯が住み理事20名だとしても20年以上当番が回ってこないというケースもある。
一方で数十世帯の小規模マンションだと理事5名だとしても5年に1度とか7年に1度とかのペースで当番が回ってくる。
自分が住んでいるマンションは小規模だったため、もう数回理事になっている。
そして2022年度もまた理事となった。

管理組合の業務に携わったことのない人にはなかなか想像しにくいことだが、意外と考えなくてはならないことが多い。
建物が老朽化してくると共有部の修理をしなくてはならないし、業者からの売り込みがあれば検討しなくてはならないものもある。
共用のネットワークが遅いと申し入れがあったとか、駐輪場に入らない自転車を買ってしまった人への対処とか、植え込みが枯れたとか、細かい問題も対処が必要だ。
管理会社はいるが、そこに全部を丸投げはできない。なぜなら主体はあくまでも住人であり、管理会社はそこから委託されているだけだからだ。任せっぱなしにすると不当な取引が行われてしまうリスクがあるし、そもそも駐輪場を拡張するとか駐車場のレイアウトを変えるなどといったことは、管理会社だけで決められない。

ただ、この管理組合という仕組みは曲者だ。
自分はほぼ毎回きちんと理事会に参加し、主体的に意見を出してきた。それなりに貢献したと思う。
ただ、当番が回ってきても一度も参加しない住人が結構いる。
「若い人に任せたい」とか「子どもの野球コーチをしている関係で時間が取れない」とか「仕事で土日は休めない」とか。根底には「誰かがやってくれるでしょ」とか「自分(だけ)は忙しい」とか「面倒だな」とかという考えがあるのだと思う。
不参加に対するペナルティも、参加に対する褒美もない。(時給換算で報酬を出すところもあるが大半は微々たるもの)
不公平感極まりない。

この部分も、もやもやとした部分の大きな点だった。
何一つ仕事をしない人のために真面目な数人が無償残業しているのと一緒だ。
十数年に一度しか回ってこないならともかく、5~6年に一度回ってくるのだとやりきれない。
不参加者に理由があるにせよないにせよ、不参加は不参加だ。自分は「何の思入れもない人のために働くお人好しな搾取される側の人」に甘んじたいかと言われれば違った。
(補足しておくと、きちんとした人のほうが多く、積極的に参加している理事同士はよく意思の疎通もできていたので居心地が悪いわけではなかった)

もちろん、自分も管理組合を無視するという手に出る方法もある。
それは自分と同じように真面目に取り組んでいる人に対して申し訳ないと思う。同じような低レベルな人にはなりたくはない。
加えて、結局のところそれは自分の所有する資産が毀損していくことに繋がる可能性がある。運営に無関心な人が増えて管理会社の言いなりになり、やらなくてもいい高い修繕をすることになったり、共用インフラが正しく適切に維持されなかったりするかもしれないわけだ。

子どもがいて転校や転居が気軽にできないとか、ローンが残っていて売却してもその後が大変だとか、地域に根ざした活動をしていてその住まいから離れがたいとか、小さい頃から住んでいて思い入れが強いとか、そういう理由はない。職場への通勤が可能な範囲ならどこにだって移っていい。
1月終わり頃の時点で、身軽な自分が取りうる現状の打開方法は持ち家を手放すという結論になりつつあった。
(つづく)
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もやもやとした-2 [住居・家具]

苔
昨年夏から秋にかけてキッチンをリフォームした。(記事はこちら
初めて設置した食洗機でその良さを知り、音がしにくいシンクや換気扇の手入れのしやすさなど細やかな技術改善に感動した。
それなりに金はかかったが満足感は高かった。
キッチンの次は浴室や洗面所をリフォームするのも考えようと思っていた。
ただ、金が必要になることと浴室のリフォームは数日以上入浴ができなくなる(その間は銭湯に行くとかスポーツジムを活用するとかホテルに泊まるとか)ので気楽には考えられないなとも感じていた。

年が明けた頃にリフォームをする方向性に疑問符が浮かぶようになった。
確かにリフォームをすると快適な生活が手に入る。見た目も綺麗になるし、交換した部分はしばらく故障や不具合などとは無縁でいられる。
しかし、投資対効果を考えるならばその後10年以上そこに住むという前提でなくてはならない。
自分はここにあとまだ10年とか20年とかそういう長い単位で住むのだろうかと気になったのだ。
20年後はおそらく働いていないし、東京にいる必要もないかもしれないが、それでもここに住むことが一番いいのだろうかと。

持ち家に求める広さ、機能性、立地条件については、世帯の状況によって異なると思う。
20代なら結婚するかもとか子どもができるかもとか転職するかもとか考えるかもしれない。
50代なら親を呼び寄せるということだってあるかもしれない。
70代なら高齢者向けの寝具や手すりなどが必要になるかもしれない。
独身か否か、子どもがいるかいないか、子どもがいる場合独立したか否か、親と一緒に住むか否か、資産状況はどうか、仕事は何をしているか、どのくらい家で過ごす時間があるのか、友人や親戚が来宅することが多いか少ないか、実家が近いか遠いか、転勤の有無など、さまざまな状況によって選択肢が限られるし、その人の人生設計や趣味嗜好にもよるだろう。

いずれにしても、住んでいる持ち家に手をかけ続ける=金を投下するのが自分にとってのベストで唯一な道とは思えなくなってきていた。
(つづく)
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もやもやとした-1 [住居・家具]

タンポポ
昨年末の大分・福岡の旅行記を書き終えてからブログの更新ペースが落ち込んでいた。
しばらく忙しいため」という記事を書いてからは月に3~4回投稿するかどうかというペース。

忙しかった理由としては、住んでいる家を売って住み替えをするためのさまざまな活動が大変だったということにつきる。
仕事の面でも期末から期初にかけての業務に加えて、半分自発的に進めている社内プロジェクトが重なったこともあって、ちょっと忙しかった。
ブログを書く時間を捻出できないほどではないが、精神的にはまったりブログに向き合うという感じにはなれず、日頃読んでいるブロガーの皆さんの巡回ペースも相当落ちた。

転勤辞令が出たとか、結婚・離婚することになったとか、親の面倒を見るため地元に戻るとか、破産をして家を売却しなくてはならないなどと言った、そういう誰にでもわかりやすい差し迫った理由ではない。
もやもやとかふわふわとか、そういうレベルで考えはじめたのは、昨年秋あたりだった。
(つづく)
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落ち着いてきたので [雑感]

アガパンサス
土日も平日も何かと忙しかった。
やっと落ち着いてきた。
忙しくてたまらないというほどではなかったが、SNSに時間を割く余裕が時間的にも精神的にもなかったのも事実。
最終的には7月末くらいまで平常モードにはならなさそうだが、そろそろブログは更新していくつもり。
(おそらく更新が早くなるのは来週末あたりから)
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そろそろ帰省を考える [雑感]

メープルもみじフィナンシェ
夏季休暇を取得できる時期になった。
あいかわらずいろいろとやることがあり、どこかへ旅行しようという気はおきていないが、年に1~2度実家に帰省しており、前回帰ったのが年末近くだったので、もうぼちぼち半年たつし帰省のことを検討中。
やるべきことが落ち着くのは6月上旬かと思っていたが、結局7月上旬くらいまでひっぱりそう。
学生の夏休み時期を外すとなると、7月中旬あたりが良さそうだ。
今年の帰省は7/10の週あたりにするかな。

ちなみに上の写真は昨年末帰省した際に買って帰った自分用の土産物。
メープルもみじフィナンシェ。
以前に一度ブログに書いたがデザインが異なっていた。パッケージを変えたようだ。
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