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リーダーを目指す人の心得 [書物・音楽]

リーダーを目指す人の心得
『リーダーを目指す人の心得』を読んだ。
自分自身は、ビジネス書や啓発書を自分で自発的に購入したり図書館で借りて読むことはほとんどない。
仕事上必要となって買ったり、会社の指定図書のようなものとして支給されたり、知人から勧められて貸してくれたりして読むということが大半だ。
この本もそういうものの一冊で、最近読了した。

コリン・パウエルさんは、アメリカ陸軍総軍司令官、統合参謀本部議長、国務長官などを歴任しており、世界のニュースに多少なりとも関心のある40代以降の人であれば、日本人でも名前と顔を知っていると思う。
本は押し付けがましくない内容で、ユーモアがあり、読みやすい本だと感じる。
その内容を理解し、決断を必要とする人が読めば参考になるだろう。

しかし、こういう本を読むと情緒的な報道や非論理的な進め方の多い日本人にどれほど役に立つのか疑問を感じなくもない。自分もそういう環境に身を置き思考プロセスが日本的なものに染まっていないとは言えないので、他人事ではない。
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LIVE in the DARK -CLASSIC- Moonlight music by L. V. Beethoven [書物・音楽]

LIVE in the DARK -CLASSIC- Moonlight music by L. V. Beethoven
先月、LIVE in the DARK -CLASSIC- Moonlight music by L. V. Beethovenを鑑賞した。
コニカミノルタが運営するプラネタリウムの中で行われるコンサートで、土日祝日しかやっていない。
有楽町マリオンではベートーベン、東京ソラマチではショパンの楽曲を演奏する。
プラネタリウムの中なので通常のコンサートホールで行われるオーケストラとは異なる。教会や美術館の中で行われる距離感に近い。

音楽はとても良かった。
プラネタリウムを使っているが、星がゆっくりと動くのと夜明けや雨空を表現するくらいで、もう少し映像を活用しても良いのではとも思ったが、音楽に集中してほしいということなのかもしれない。奏者も見えないほど暗い室内楽というのもなかなか新鮮だった。
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東京アマデウス管弦楽団 第94回演奏会 [書物・音楽]

東京アマデウス管弦楽団
チケットをいただいたので、東京アマデウス管弦楽団 第94回演奏会へ行った。
場所は、すみだトリフォニーホール 大ホール。

今回チケットをいただくまで、東京アマデウス管弦楽団のことを知らなかった。
会場でもらったパンフレットおよび公式ホームページには以下のような記述がある。(一部抜粋)
1973年、当時の東大オーケストラ卒団者を中心に結成された。団員の大半は音楽をこよなく愛するサラリーマンで、年代は20代から60代までと幅広い。 レパートリーは多岐にわたるが、いわゆる「ドイツもの」を特に得意とし、「ドイツ正統派」継承を目指している。名前に冠したモーツァルトはもとより、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスからブルックナー、マーラー、ヒンデミットに至る主な交響曲、ワーグナーやR.シュトラウス の管弦楽曲を中心に演奏してきた。

今回の演奏プログラムは以下の通り。
メンデルスゾーン『序曲「フィンガルの洞窟」作品26』
モーツァルト『交響曲第38番ニ短調KV504《プラハ》』
ベートーヴェン『交響曲第2番ニ長調 作品36』

公式に「ドイツもの」が得意とあるだけあって、ドイツの著名な作曲家を選定したようだ。
どの曲も楽しく聴いたが、『交響曲第38番ニ短調KV504《プラハ》』の第1楽章が特に楽しさを感じてよかった。

新型コロナの問題で、座席は一つとばしだったが、ゆったり聴くことができるよさを感じた。
楽団やコンサートホールからすると問題だと思うが、コンサートから遠ざかっていた人にとっては、この時期に聴きに行くのもいいのではと思う。
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パフィン! [書物・音楽]

パフィン!
写真展を訪れた際、受付で販売されていた写真集を購入した。
パフィンと呼ばれる、ニシツノメドリ、ツノメドリ、エトピリカの3種類の鳥たちの写真集だ。
愛嬌を感じさせる姿でファンも多いパフィンは、写真集もいろいろ出ている。
ハマカンザシのピンク色の花々と一緒に写っている写真(表紙のような写真)はあまり見ないのだけど、この写真集にはそれがあり、かわいい鳥の写真が好きな人は楽しめるのでは。

パフィン!

パフィン!

  • 作者: 中野耕志
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/07/09
  • メディア: 単行本

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Logicool H340 [書物・音楽]

Logicool H340
Logicool H340を購入した。
USB接続型のヘッドセットだ。
最近は、Bluetoothなどの無線を使ったヘッドセットが主流だと思うが、あえてUSBタイプにした。
家の中で好きなところで本を読みながら音楽を聴くとかなら、無線タイプの方が良いと思うが、仕事で使うため。
海外とSkypeミーティングをする際に、時差の関係で自宅から対応することがあり、音声が聞き取りやすく、話す声以外を拾いづらいヘッドセットを使おうと思ってのこと。
数回使ったが、問題なさそう。


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ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018 [書物・音楽]

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018と名付けられたイベントが東京都内で行われた。
ラ・フォル・ジュルネは、1995年にフランス西部のナントで誕生したクラシック音楽祭で、いまは各国に広がっている。
日本でも各地で行われているイベントだ。
今回はそのイベントのプログラムの中から、5月4日のコンサートを2つ予約。
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018
1つは、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61。
新進の女性ヴァイオリニストであるアレクサンドラ・コヌノヴァの演奏が素晴らしかった。

もう1つは、ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」。
アメリカから故郷のチェコに想いをはせた曲としてあまりにも有名。
こちらも楽しめる演奏だった。

ラ・フォル・ジュルネは、一流の演奏を気軽に楽しめるようにと比較的低価格でイベントを行うことが特徴で、毎年のテーマに沿った短めの45分間のプログラムが用意されている。
2018年は《新しい世界》がテーマ。
クラシックは何だか敷居が高いという人にとってはハードルが低いイベントだ。
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週刊ダイヤモンドを読んで [書物・音楽]

週刊ダイヤモンド
毎号、日経ビジネスを購読しているので、他のビジネス誌を読む機会は少ない。
定期健康診断の時に病院に置いてあるビジネス誌を読むとか、その程度だったりする。
久しぶりに週刊ダイヤモンドを読んだ。

目立つタイトルが『究極の省エネ英語』だったから。
自分は本当に英語が苦手で、今年になってから多少なりとも勉強はしている。
しかし、努力不足もあって、あまり伸びている実感はない。
こういう雑誌を見て刺激を受けるかなと思って読んでみた。
書いてあることに異論はないし、役に立つこともあるが、最終的にはどれだけ自分が時間をかけて努力したかであることには変わりない。
努力しなければ成果が出ないのが語学の世界。自分が怠け者なのがよく分かる。(^^;
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ブライダルセレクトギフト [書物・音楽]

ブライダルセレクトギフト先日、会社の部下の結婚披露宴に出た。
教会式の結婚式に参列したのも初めてなら、乾杯の音頭をすることになったのも初めてで、いろいろと緊張した。(^^;

引き出物などと一緒に入っていたのが、写真のカタログ。
最近はカタログが多い。
いろいろ意見はあるが、自分としてはこうやって軽量化してくれるのはありがたい。
地方と違って都心では車やタクシーではなく、鉄道やバスを利用して移動する。
重い物を公共交通機関を使って持ち歩くのは大変。
カタログなら薄いし、自分で選べるし、自分としてはこれは賛成。

ちなみに今回は洋菓子を注文した。
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東京防災 [書物・音楽]

東京防災もう1ヶ月以上前になるが、東京防災という本が送られてきた。
関東ではニュースでも取り上げられたので、東京在住者でなくても関東圏の人なら知っているかもしれない。
中を見てみたが、当たり前のことが多いとはいえ、よくまとまっていると感じた。
本を作成し配布しとコストはかかっていると思うが、こういう形で啓蒙をしていかないと、自らきちんと考える人が少数派な現状では、必要なコストだと思う。
日常備蓄とか災害情報サービスの利用法確認とかは金をかけずにすぐにできること。
日本は火山、地震、津波、台風、河川氾濫など、災害の多い国なので、個人個人がある程度学んでいく必要がある。
ちょうど衣替えとかの季節でもあるし、貴重品の場所確認とか、備蓄品の賞味期限確認とか、模様替えで耐震性を上げたりとか、やっていこうと思う。
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Amazonがマンガ雑誌配信サービスを開始 [書物・音楽]

AmazonAmzaonがマンガ雑誌配信サービスを開始した。
無料。
サービス名は『Kindle無料マンガ雑誌』で、一昨日から始まっている。
これまでも、フリーペーパーはいろいろとあったが、電子版で複数の漫画が電子データで無料というのはなかなかない。
しかし、こういうのはどうやって投資分を回収するのだろう。

今のところ、評判は散々だ。
漫画そのものではなく、電子データにされた価値がないような作りが大不評なようだ。
Amzaonのタブレットのみ、目次を使ってジャンプしたりできるようだが、他のデバイスだと、1ページから順番に読まないといけないらしく、確かにうーんという感じ。
サービス投入を急いだせいなのか、無料だからこんなものなのかはわからないけど。
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MASTERキートン Reマスター [書物・音楽]

MASTERキートン ReマスターMASTERキートン Reマスターを発売日に購入した。
不定期連載をしていたことは知っていたのだけど、単行本として発売される日は知らなかった。発売日にリュカさんがメッセージをくれて、その日に購入。(^^)

1994年に連載が終了した本編の続編となる位置づけ。
登場人物は本編終了時点から20年後が舞台。
まあ20年くらい経っていないと現実のことが描けないから当然の選択なのかもしれない。

買った日に全部読んだがどれも面白かった。
主人公は年齢が上がっており、より大人の色合いが増えたように思うが、一方で冒険活劇的な要素は減った。
これをどう感じるかは人それぞれだが、当時に読んでいた人が当時のままを期待するかどうかによるような気がする。
砂漠のカーリマンのような話はもう読めないのだろうなという点がちょっと残念、(^^;

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)

  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/28
  • メディア: コミック

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ひと箱売却 [書物・音楽]

書籍類書棚に入りきらない小説やコミックがいい加減増えてきたので、大きな段ボールひと箱分をまとめて、ブックオフに送った。
これまでにも何度か販売して、全然金にならないことは知っていたけど、普通に捨てるよりはいいかなと思い。
今回は全部で140冊。
90冊強の文庫本と50冊弱のコミックス。
メールで査定結果が返ってきた。2000円ちょっと。
1冊平均15円くらいだったことになる。(10冊は値段が付かなかったもの)
7万円くらいの購入費用だったはずだが、売れば2000円くらいのリターン。
自分はほぼ常に新刊で買うタイプで惜しくないけど、それはそれとしてこの差は何だろうと思わなくもない。(笑)

リストを見ると、シリーズものの1巻あたりは5円くらいなのに、最終巻あたりは100円超えしていたりするのが面白い。
最初の方で飽きて売ってしまった人がいて在庫がだぶついているとか、普通に買っていたけど新刊で買うほど入れ込まなかった人とか、いろいろな要因があるのだろうなぁ。
シリーズものかどうかに関係なく、今回販売したもので一番安いのは1円、一番高いのは165円だった。(値段が付かなったものがあるので実際には一番安いのは0円だけど)

実は140冊処分してもまだ書棚に入りきらない状態。
今年の夏くらいにはまた売らなくてはならなくなりそうだ……。(^^;
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枯葉色グッドバイ [書物・音楽]

小説をそれなりに読んできたけど、置き場所に困ることもあり、いくつか制約を自らに課している。
(1)原則として文庫本のみ購入する。(ハードカバーや単行本が出ても耐えて待つ(笑))
(2)作家によっては出版社縛りをつける。(この作家は○○社のものだけ買うとか)
(3)書棚が一杯になってきたら再読しないものから古本屋に売る。

これまで自分のブログで小説をいくつか取り上げてきた。コミックとか雑誌とかも取り上げているけど、文庫本の小説だけに限定して数えてみたら以下の14作のようだ。(ゴヤは小説というか伝記みたいな感じだけど。)
それぞれの記事を取り上げた順番に並べてみた。(年月日は各記事にリンク)
2006/02/01 冲方 丁『マルドゥック・スクランブル』
2008/09/15 藤原 伊織『テロリストのパラソル』
2008/09/29 ディーン・クーンツ『ライトニング』
2008/10/15 上橋 菜穂子『精霊の守り人』
2008/10/26 ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』
2009/05/27 楡 周平『異端の大義』
2009/09/23 東野 圭吾『卒業―雪月花殺人ゲーム』
2009/11/10 宮部 みゆき『模倣犯』
2010/02/19 有川 浩『塩の街』
2010/11/12 宮部 みゆき『ICO-霧の城-』
2010/12/23 涌井 学『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
2012/02/02 堀田 善衛『ゴヤ』
2012/03/17 野尻 抱介『南極点のピアピア動画』
2014/01/27 筒井 康隆『夢の木坂分岐点』

読んでいるとか言っているわりに少ない!(笑)
一作品も取り上げてない年もあるから、自分のマメさ加減の問題だけど。
15記事目として取り上げるのは樋口有介氏の作品『枯葉色グッドバイ』。

枯葉色グッドバイ小説の紹介文はこう。
『「誰もがなりたくないと思い、それでいて誰もがなれてしまう。そこがホームレスの面倒なところだな」。代々木公園のホームレスで元刑事の椎葉明郎は、女性刑事、吹石夕子に日当二千円で雇われ、一家惨殺事件の推理に乗り出す。考えるホームレス、椎葉の求めた幸せとは? ハートウォーミングな長篇ミステリ。』

設定だけを見ると、自分が以前に取り上げた『テロリストのパラソル』にやや近いものもある。
もちろん違う著者であり、違う作品であり、どちらも面白い。
2003年に単行本で発売された作品で、今から10年以上前。社会や経済情勢がその後変わったこともあり、やや描写が現実とそぐわない部分もないわけではないが、ストーリー展開を損なうほど違和感があるものではない。

樋口有介氏の作品は、柚木草平や木野塚佐平などの探偵物シリーズを除くと、主人公が10代から20代の学生であるケースが多いが、単発物としてはわりと珍しく大人が主人公なのがこの作品。
世間的には、ドラマ化された柚木草平シリーズとかの方がメジャーだと思うし、そちらもかなり好きなのだけど、あえて取り上げるならこれかなぁと思って取り上げてみた。
この人の作品はとにかく語り口に引き込まれることが多い。
ミステリー系の話にはいろいろなものがあるが、パズル的な密室トリックとか鉄道のダイヤを使ったトリックがどうとかという作品と違って、自分はこういう会話やストーリーが重視される方が好みのようだ。

枯葉色グッドバイ (文春文庫)

枯葉色グッドバイ (文春文庫)

  • 作者: 樋口 有介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫

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MASTER KEATON [書物・音楽]

MASTER KEATON 1巻1988年からコミック誌での連載が開始され、1989年1月に最初の単行本が発売されたMASTER KEATON。
1988年と言えば、まだ東西冷戦が続いていた時代。ドイツのベルリンの壁が崩れたのが1989年11月。
東西陣営のにらみ合いが続いていたころだ。
そんな時代を背景に描かれた作品が、このMASTER KEATONだ。
主人公は平賀=キートン・太一。オックスフォード大学を卒業した考古学者だが、軍隊に入りサバイバル技術を学ぶものの退役、現在は非常勤の考古学の講師をしながら、ロイズの保険調査員をしているという、非常に型破りな人物。
自分の考古学者としての夢があり、発掘費用を稼ぐために、さまざまな調査や依頼をこなしていくが、身の危険にさらされることが多い。

一つ一つの話がとても面白く、全18巻(単行本の場合)あるが、たまに読み返している。
1980年以前に生まれた人でないと1990年ころの空気感がわからないと思うので、少なくとも30歳以上の人の方がリアリティを感じやすい気がする。
ただ、東西冷戦だけの話だけではなく、人情的な話や考古学の話なども出てきて、20代以下の人でも楽しめると思う。
自分が好きな話はいくつもあるけど、この主人公の多面性がよく出ていると思うのが、1巻に入っているタクラマカン砂漠が舞台の「黒と白の熱砂」~「砂漠のカーリマン」。
ネタバレになるので詳細は書かないが、考古学、サバイバル術、保険調査員の要素がすべて入っていて、感動する話になっている。

地上波と衛星放送とでテレビアニメ化もされていて、原作に忠実だったのでとても面白く見た記憶がある。
この作品は今となっては時代背景があわないところはあるけど、おすすめ。

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/08/30
  • メディア: コミック

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夢の木坂分岐点 [書物・音楽]

夢の木坂分岐点筒井康隆という作家がいる。
作家そのものの知名度も高いし、いくつかは小説タイトルが非常によく知られている。
小説そのものを読んだことをなくても、何度も実写映画・アニメ映画になった『時をかける少女』はとても有名だし、アニメ化された『パプリカ』、ドラマ化された『家族八景』や『富豪刑事』を知っている人もいると思う。
自分が最初に買った作品が何だったか、はっきりとした記憶はないが、『旅のラゴス』あたりだったような気がする。

どれか一冊を選ぶとするとどれかなと悩んだが、今回はこの『夢の木坂分岐点』で。
1987年に書かれた作品。
どういう話かというのはとても実は紹介しづらい話で、しかも万人向けの作品では決してない。
ずーっと以前に取り上げた別の作家の『アルジャーノンに花束を』とか『テロリストのパラソル』などはエンターテインメント作品としてはわりと勧めやすかったけど、これはなかなか難しい作品だ。筒井康隆の作品でも『旅のラゴス』とか『愛のひだりがわ』とかの方が圧倒的に入りやすい。
この作品は谷崎潤一郎賞を受賞しているが、人を選ぶ気がする。初筒井康隆の人は、この作品から入るべきではないとも思う。
それくらい難しい作品だと感じる。けれど心に残った。
これを最初に読んだとき、とても衝撃的だった記憶があり、その後何度も読んで何度も衝撃を受けた。(笑)
最終行で鳥肌が立った数少ない作品。
もうかれこれ5年くらいは読んでいない気がするが、またその内再読しようと思う。

夢の木坂分岐点 (新潮文庫)

夢の木坂分岐点 (新潮文庫)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1990/04/27
  • メディア: 文庫

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XBA-C10 [書物・音楽]

XBA-C10密閉型インナーイヤーレシーバー(と言うらしい)を買った。
4年前に購入したウォークマンNW-E044付属のイヤーピースを紛失してしまったので。
高いものを買うのであれば、ネット通販とかの方が安いしレビューも見ることができるので、Amazonなどで購入するのだけど、5000円しないものを買うならそれほど差額もないし、たまたま通りかかった家電量販店で購入。
レビューなどを見ると、なかなか評判がいいようだ。
オーディオ関係は上を見ればきりがなく、下は1000円切るようなものもあり、どういう用途向けにどのくらいこだわるかで値段の幅が大きくなる。
自分が聴くのは128~192kbpsのMP3で、しかも電車の通勤時のみ。
夜中の静かな寝室やオーディオルームでハイレゾ音源を聴くならともかく、電車の音が響く場所では高価なイヤホンでも効果が乏しいと思う。
そう思って実売3000円くらいのXBA-C10を購入。
早速繋いで聞いてみたけど、耳へのフィット感がよく遮音性が高い。
無理した重低音強調型でもなく、聴きやすい。
なかなかいい買い物だったな。

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック XBA-C10/B

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック XBA-C10/B

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス

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