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大塚国際美術館 エドガー・ドガ [美術・娯楽]

エドガー・ドガ。
19世紀生まれのフランス出身の画家だ。
銀行家の息子として生まれ、裕福な生活をしていた。しかし負債を隠していた父が亡くなり兄が事業に失敗すると生活は厳しく、絵画をたくさん描き、売っていかなければならなかった。
裕福な時代にオペラ座の定期会員となり、バレエを好んで鑑賞した。
その当時の定期会員は楽屋などに自由に出入りできる特権があり、バレエの稽古場や楽屋の様子を描いた作品が多いのもそれが理由だ。
気難しく皮肉屋な性格のため、画家仲間との衝突が絶えず、あまり友人はいなかったようだ。

大塚国際美術館にはドガの作品が10点あり、ここでは1点取り上げる。

20211127.jpg
『踊りの花形』(『エトワール』や『舞台の踊り子』とも呼ばれる)。
ドガ随一の代表作とされる有名な作品。
原画はフランスのオルセー美術館が所蔵している。
舞台という特殊な場所で下から上へ照らされる人工の光を浴びて踊る様子が特徴的であり、非常に印象深い。
この作品に使用されているパステルは光に弱いため、長期で照らされると色褪せが発生することから、所蔵先のオルセー美術館では、照明を落としてガラスケースの中に入れられた状態で公開されているそうだ。
大塚国際美術館では、十分に明るい中で鑑賞できる。
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