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元離宮二条城 [旅・場所]

元離宮二条城天守台からの眺め今回の突発的1泊2日の京都旅行の京都らしい最後の場所は、元離宮二条城
高校生の時に修学旅行で行って以来、一度も入っていない場所。
世界遺産の指定を受け、国宝や重要文化財が目白押しなので、行ったことのある人は多いと思うが、その正式名称が元離宮二条城というのは意外と知られていないように思う。(実際、自分は知らなかった。(^^;)
公式サイトの年表などによると、1603年(慶長8年)に二の丸部分が完成、その時点では二条城と称されていたが、1884年(明治17年)に宮内省所管となった際には二条離宮と改称された。その後1939年(昭和14年)に宮内省より二条離宮が京都市に下賜され、翌1940年(昭和15年)に恩賜元離宮二条城として一般公開を始めたとのこと。
なるほど。創建の頃から徳川家康だけでなく秀忠や家光が関わっていたというのは何となく知っていたが、明治に入ってからは、一時陸軍省所管になっていたこともあり、頻繁に管理者が変わっていたようだ。

元離宮二条城敷地内
敷地の中をまずぐるりと周ることにした。
敷地内には、本丸御殿二の丸御殿、城門、石塁、土蔵などの建造物、本丸庭園二の丸庭園などの庭園があり、城塞としての建築物と庭園とが楽しめる。
どちらも歴史的価値や文化的価値が高く、そして美しい。

元離宮二条城は残念ながら天守閣は落雷により焼失したまま再建されることなく今に至っており、天主台跡地が残るのみ。一番上の写真はそこからの眺め。
高い場所からの街並みは見れないが、敷地内の美しい光景は十分に楽しめる。

元離宮二条城敷地内
随所に、色づいた紅葉や朱の野点傘などが見て取れた。
京都にいるという先入観があるからか、色鮮やかに感じられる。

清流園抹茶と和菓子
途中、元離宮二条城に3つある庭園の中で最も最近に作られた有料の庭園である清流園に入園し、抹茶と和菓子をいただいた。(入園料に含まれている)
京都の夏は相当暑いが、この時季はそれほどでもない。涼しげな水の音を聞きながら、茶をいただきき、庭園を眺める。
のんびり。

庭園を後にして、二の丸御殿の中へ。
ここは写真撮影禁止のため、写真なし。
桃山時代の武家風書院造り、絢爛豪華な装飾と障壁画。
狩野探幽、狩野尚信、狩野興以など、狩野派による障壁画は残念ながら保護のためか、かなり薄暗い中で見なければならないため、堪能できない。
それでも、鶯張り廊下の鳴る音や、見事な欄間彫刻など、元離宮二条城ならではの文化財を楽しめる。
特に欄間彫刻の一枚板の透かし彫りはスゴかった。
元離宮二条城は、観光場所としてオススメできる場所だと思う。

さて、これで今回の突発的な1泊2日旅行は終わり。
実際にはこの後も何箇所か廻っているけど、長くなるのでここら辺で一度打ち切り、次回よりまた日常のブログに戻る予定。
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コメント 4

cocoa051

1泊2日の旅とは思えないくらいの濃密な旅だったようですね。
by cocoa051 (2009-06-30 20:40) 

kou

なかなか充実した旅行でした。
突発的ではありましたが、あらかじめ行く場所をいくつか決めて行ったので、楽しく周れました。
by kou (2009-06-30 20:59) 

みけり〜の

二日間だけでも、沢山の場所を訪れることができるのですね(^^♪
他にはどちらを廻られたのでしょうか?
by みけり〜の (2009-07-01 19:58) 

kou

今回は寺社仏閣巡りだけにあくせくすることは止めようと思っていたので、主に錦市場や京都駅ビルなど買い物や散策中心でした。
結局、あまり買い物はしませんでしたが。(^^;
by kou (2009-07-01 21:21) 

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