グスタフ・クリムト。
19世紀生まれのオーストリア出身の画家だ。
7人兄弟の2人目として生まれ、弟の中には彫刻師や彫金師がおり、額の設計を手掛けたとのこと。
クリムトは官能的な作品が多い。
結婚はしなかったが、愛人が多く婚外子が少なくとも14人以上いたとのことだ。
大塚国際美術館にはクリムトの作品が3点あり、ここでは1点取り上げる。
『接吻』。
原画はオーストリアのオーストリア美術館が所蔵している。
クリムトの最も有名な作品だ。
総合芸術展で好評を呼び、展覧会終了と同時にオーストリア政府に買い上げられた。
モデルに関してはクリムトのパートナーであったエミーリエ・フレーゲとされている。
コロナ前の一昨年、国立新美術館で「ウィーン・モダン」というクリムトとシーレの絵が主の展覧会があり、クリムトがデザインした服を着たエミーリエ・フレーゲの等身大全身肖像画がありました。「接吻」は有名な絵だけど、じっと見ると愛に溶け込んで行ってしまいそうな素敵な絵ですね。
by micky (2021-11-25 23:25)
>mickyさん、
その美術展には行っていませんが、クリムトとシーレの組み合わせはちょっと面白いですね。
『接吻』は崖の上でキスをするエミーリエとクリムト本人がモデルだと言われています。
クリムトが死ぬ直前に発した最期の言葉は、「エミーリエを呼んでくれ」だったそうで、生涯のパートナーとなるエミーリエとの口づけが見た人に印象深い想いを呼び起こすのかもしれません。
by kou (2021-11-26 18:14)