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大塚国際美術館 ミケランジェロ・ブオナローティ [美術・娯楽]

ミケランジェロ・ブオナローティ。
15世紀生まれのイタリア出身の画家だ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ・サンティとともに、盛期ルネサンスの三大巨匠といわれている。
その三大巨匠のなかでもっとも長生きだった。ラファエロ・サンティは37歳、レオナルド・ダ・ヴィンチは67歳、ミケランジェロ・ブオナローティは88歳で亡くなっている。
ミケランジェロは、画家としても有名だが彫刻家としても有名で、ピエタやダヴィデ像などを残している。ちなみにその2つは20代のときに制作しており、若い時から才能を発揮していた。
ミケランジェロは贅沢を好まず、私生活は質素なものだった。着るものや食べるものに頓着しないことから、粗野でむさ苦しい人物として見られていたそうだ。

大塚国際美術館にはミケランジェロの作品が2点あり、ここでは1点取り上げる。(もう1点はシスティーナ礼拝堂の天井画と壁画なのですでに取り上げた)

聖家族
『聖家族』。
原画はイタリアのウフィツィ美術館が所蔵している。
ミケランジェロのパネル絵は3点しか残っておらず、なかでも『聖家族』はミケランジェロが弟子や助手の力を借りずに一人で制作した絵画で、唯一完成している作品だ。
奥に5人の裸体の男性が描かれているが、これについてはその意図が議論の的となっている。
色彩は鮮やかで輝かしく影がないが、これは明暗と陰影とですべてを表現しようとしたレオナルド・ダ・ヴィンチに対抗して、ミケランジェロが鮮やかな象徴的色彩を主張する狙いがあったとされている。
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kuwachan

この時代で88才って驚異的ですよね。
いまの100才を軽く超えている感じがします。
by kuwachan (2021-12-10 08:58) 

kou

>kuwachanさん、
はい、この時代で88歳はすごいです。
長生きしたこともあり、多くの作品を残せたという面もありそうです。
by kou (2021-12-10 22:07) 

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