神代植物公園のバラ園2023秋－白系のバラ

引き続き神代植物公園のバラ園で撮ったバラを何点か。
今回は白っぽいバラを取り上げる。


サラトガ。作出はアメリカで1963年。


ロイヤル・ハイネス。作出はアメリカで1962年。


ブルー・バユー。作出はドイツで1993年。
青系のバラとされているが、青紫色系であり赤みが強く出るとこの写真のように青というよりも明るい紫みたいな感じになる。
そこで画像を加工してより青っぽくしてみた。

これくらい青いといいのだろうけど、残念ながら自然交配の作出例で完全な青系のバラはまだ作出できていないし、遺伝子組み換えを行ったサントリーのアプローズという青いバラも赤色が表出しないわけではないので、完全な青色の再現まではできていないようだ。

コメント 4

昔からバラの国、英国で、青いバラを作った人には懸賞金が出ると言う話があったほど、青い花は難しい、でもサントリーはバイオの技術があり、研究者がいる会社だから挑んでいる、って20年も前にサントリーの上層部の人から聞きました。「アプローズ」、できても完璧ではないんですね。その話を聞いていたので、どのバラ園に行っても、「ブルー・バユー」が気になりますが、どこのも紫色っぽいですね。代々木公園で見ることが多いです。
by micky (2023-11-12 14:25) 

青い薔薇は難しいって聞いたことがあります。
研究者たちは完璧な青を目指してしのぎを削っているのでしょうね。
出来たら凄いですね～。
by kuwachan (2023-11-13 00:36) 

＞mickyさん、
青いバラと黒いバラはまだ実現できていないですね。
サントリーの実現は画期的だったのですが、赤色を出す遺伝子があるので、純粋な青色にはまだなっていないようです。
ブルー・バユーは真っ青ではなくてもハッとさせられるバラですが、たしかにどこで見ても紫って感じがします。
by kou (2023-11-13 20:05) 

＞kuwachanさん、
バラは青色を出す遺伝子を持っていないため、自然交配だと気の遠くなるような確率で突然変異のようなものを獲得するまで無理なようです。
完璧な青色を出すとなると、赤色の遺伝子を除去して青色の遺伝子を付加するしかないのかも。
by kou (2023-11-13 20:06)