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モッコク [雑感]

モッコクツバキ科の常緑高木。
モッコクは、木工品の素材として用いられていて、樹皮は褐色に染める染料として利用される。
関東より西に生息しており、東アジアにも分布している。
秋になると写真のような赤い実がなる。この赤い実は、鳥が食べ、遠くに運ばれる。
雄しべと雌しべのある両性花を咲かせる株と、雌しべが退化して雄しべのみとなった雄花を咲かせる株があり、雄花を咲かせる株の方は、実をつけない。

調べてみたら、モッコクは江戸五木と呼ばれていたとのこと。
江戸時代、江戸の造園の際に重視された造園用の木の5種類が、江戸五木。
モッコク以外には、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキだそうだ。
いまは、広い庭を持てる家は限られており、造園に関しての嗜好が変わってきたこともあり、古い庭のある家や公園以外では見かけなくなってきているのではないかと思う。
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