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地震後のトラブル [住居・家具]

昨日、23:36に地震発生。
テレビをつけて地震情報を確認していたら、突然数分後に停電。
スマホの電波は入っていたので、ブログを書いたり、震源地を調べたりができた。

マンションの場合、停電すると電気製品が使えなくなるだけでなく、水も出なくなるケースが多い。
一戸建てや3階までの集合住宅だと直圧直結給水方式であることが多いので、水道はそのまま出るが、4階以上の集合住宅では直圧直結給水方式では水圧が足りないため、増圧直結給水方式や貯水槽水道方式を使う。
増圧直結給水方式や貯水槽水道方式は電気を使って押し上げているわけなので、電気が止まれば水が出なくなるのだ。
幸い、入浴後であったし、食器洗い物も済んでいた。
トイレは正直困るが、タンクの残っている水の分で1~2回くらいは何とかなると思うので、朝まで寝ていればいい。

翌日テレワークする予定だったが、もしも停電が続くようだと、家のWiFiが使えないため、会社支給のスマホでテザリングして無線通信し、ノートPCのバッテリー残量を気にしながら仕事をすることになる。
朝の時点で停電が続いていたら、職場に行くことを決めてそのままベッドへ。
地震があったことでちょっと興奮していたのか、寝付きが悪かったので、スマホでネットサーフィンしていたら、電気がついた。
ああ、良かった、これで明日のテレワークは気にしなくていいなと。

そう思っていた数分後。
突然、ガス検知器がけたたましい音を立てた。
「ガス漏れが発生しています」
前にガス検知器が不良故障して交換したことがあったが、今回は地震があったので、ガス臭くはなくても万が一うっすら漏れているということもある。
ガス台下の元栓を閉め、屋外のガスメーター下の元栓も閉め、換気した。
しかし、一向に状況が改善しない。
家に備えつけのガス検知器は、音を強制的に止めることができないことは、以前にマニュアルを見て知っていた。

仕方なく、東京ガスの連絡先をネットで調べて電話。
地震の後のため呼び出しが多く、行くまで時間が少しかかると思うがと前置きされて、作業員が行くということになった。
地震直後で忙しいらしい。
ただ、いつ来るかわからない待つ時間の間、ずっとやかましい「ガス漏れが発生しています」アナウンスが真夜中に鳴り続ける。
テレビや音楽を楽しめる状態でもないし、やかましいので本を読んだりする気にもなれない。

ちなみに、うるさいからとガス検知器を引っこ抜くと、そっちはそっちでセキュリティ会社がやってくる上に、「通信が確認できません」というアナウンスを受信親機が発し始めてうるさいことに変わりはないので、まったく意味がない。

15分~20分くらいしたら、作業員の人たちがやってきた。
ガスは漏れていないとのこと。
結局、ガス検知器の故障と思われ、ガス検知器を引っこ抜いて、「通信が確認できません」アナウンスが出ないように操作盤の設定を変更して帰っていった。
来てくれた作業員は千葉から応援に入っていて、今日は徹夜ですと言っていた。
地震検知後自動でガス元栓が閉まるタイプの住宅からも「ガスが出なくなった」と呼び出すケースが多いらしい。
マニュアル読んで自身で復旧できるはずなのに、そんなことで呼び出されて大変だなぁと共感。というか、今回の自分みたいに本当に一人ではできないことで困っている人のところになかなか来てくれないのは個人的にも超大迷惑なのだけど。警報が鳴っているわけでなし、まずマニュアルくらい読んでから問い合わせしろよ……。

ガス検知器

それにしても、このガス検知器、強制的に音を止められないのはいかがなものかと思う。
ガス検知器は法律的には設置の義務付けはないわけで、こうも故障でうるさいだけだと、つけないほうが良いのではと思いたくなる。
確かにガス漏れが重大事故につながるのでボタンひとつで音を切ることができるのはまずい。しかし、複雑な操作をすれば音を小さくできるなどの対策案は盛り込めないものかと思ったり。
この設置されていたガス検知器は一度交換しているのだけど、前のガス検知器も動作不良故障で夜に同じ目にあったから、なおさらそう思う。
機器の不具合で真夜中にうるさい状態のままで待たされるのは勘弁して欲しい。

作業員が一通り確認して帰るまでにそこそこ時間がかかったのと、この顛末ですっかり目が覚めてしまったので、就寝できたのは夜中3時半くらいだったと思う。

ガス検知器はマンションの修繕積立金から交換されるので金はかからないけど、しばらく交換しなくてもいいよと思いつつ、交換した際には3度目がないといいなぁと切に願う。
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