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世界的な物不足と物価高 [雑感]

夜景
新型コロナの影響で、物不足が加速している。
物流の混乱、工場稼働率の低下などが大きな要因だが、ものによっては大型工場や港湾の災害が影響したり、購買力のある企業の先取り発注など、さまざまな理由で、物不足となっている。
購買力のある自動車メーカーですら生産台数を減らさざるを得ない状態だ。

特筆する点として、生産台数が減った自動車メーカーの利益が改善している点だ。
物不足なので値引きして売る必要がなく、販促費も減らせたからというちょっと皮肉な結果だったりする。
カメラやパソコン、給湯器など納期がかかるものが増えている。メーカーからすれば値引きをしてまで売る必要はまったくない。修理すら一ヶ月待ちみたいなケースも出ているほどで、品不足は深刻だ。

原油高、円安などで輸入物価が値上がりしており、物不足からくる物価高と合わせて家計を直撃しそうな状況だが、物不足が解消されない限り、この状態は続くだろう。
個人的な意見だが、来年も楽にはならないと思う。
この冬から来年春にかけて、日本でもハム、パスタ、ラーメン、醤油、菓子、ジャム、冷凍食品など値上げラッシュが続く。世界的にはとっくに始まっていた動きだ。日本では長らくデフレだったため、企業が効率化推進、昇給抑制、雇用調整、内容量削減などで何とかしていたものの限界が来たということだろう。
このことはまた別の機会に書こうと思っているが、この状態で漫然と過ごしていると相対的にどんどん貧乏になりそうで怖い。収入が増えないなら、購買力は事実上前年比マイナスになるし、ないに等しい銀行預金の利率だけで資産運用を放置しているとやはり資産はマイナスになり続けるからだ。
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