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五重塔と千畳閣 [旅・場所]

五重塔山を完全に下りて、参道の土産物屋で土産物を購入したのちに向かったのが豊国神社付近。
まず撮影したのが五重塔。
1407年(応永14年)に建立されている。
国重要文化財に指定されていて、普段は中に入れない。
本尊の釈迦如来・普賢菩薩・文殊菩薩は、明治の神仏分離で別の寺へと移されたとのこと。

千畳閣そのすぐ近くに千畳閣がある。
正式には豊国神社だが、地元でも通称の方が通りがいい。
ここは豊臣秀吉が、千部経の転読供養をするため1587年(天正15年)に安国寺恵瓊に建立を命じたもの。
豊臣秀吉が死没後は工事が中断し未完成のままとなっている。
広い木造の大経堂で、857畳の畳を敷くことができ、なかなかの大きさ。
完成していれば、豪華絢爛な桃山文化を取り入れた大経堂になっていたのではないかと言われているが、豊臣秀吉亡き後、金をかけて完成させる余裕はなかったようだ。


五重塔と千畳閣五重塔と千畳閣とを同じアングル内で撮ってみたところ。
確かにこれが完成していたら、華やかだっただろうな。
ここからは厳島神社を見下ろしてみることができる場所。
厳島神社とセットで訪れることをおススメしたい。

ここで宮島観光は終わり。フェリーに乗って対岸へと戻る。
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コメント 4

リュカ

千畳閣の迫力は今も覚えてます。
時間を感じる建物だったなー。本当に、もしも秀吉がまだ生きていて完成していたら、どんなにか凄いことになっていたんだろうって思いました。
でも未完成だからこそ、天井の木材などの骨格が見えていましたよね^^
by リュカ (2014-06-16 08:46) 

ake_i

五重塔の写真が、素晴らし過ぎます!美しい。
千畳閣、書かれているように完成していたらと思いますね。
どんな風に華麗な建物になっていたんだろう。
リュカさんが書いているけれど、未完成のものが残っていて、それを観ることが出来るのも貴重なことだと。
作曲家の楽譜なども理由あって未完成のもの。いろいろな想像をさせてくれたり、そのあと別の人が付け足したり・・・と面白い課題を作ってくれるんです。
by ake_i (2014-06-16 10:43) 

kou

>リュカさん、
千畳閣は海が見下ろせる場所にあり、爽やかで穏やかな天気の日にここの縁側に座って外を眺めるとのんびりできるなぁと思ったり。
安土桃山時代の豪華絢爛な建築はあまり残っていないので、完成していたら歴史的にもさらに貴重な存在だったように思います。
未完成ならではのよさはもちろんありますけど。(^^)
by kou (2014-06-16 21:36) 

kou

>ake_iさん、
ここの五重塔は、厳島神社からも見ることができますが、近づくとよりその表情がわかります。
広島にはあまり大きな寺や社がないのですが、宮島は全般的に大きいように思います。
千畳閣は未完成が故に、潮風にさらされ続けた木造建築の素朴な空気感がなかなかいい感じです。
楽譜もそういえばそうですね。
by kou (2014-06-16 21:42) 

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