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蒲生八幡神社 [旅・場所]

いおワールドかごしま水族館を出発したのが13時頃。
雨だからといってさすがに予約した宿に向かうには早すぎる。(チェックイン可能時間は15時)
ただ、雨の中で景観が良さそうな展望台だとか海岸だとかに行っても仕方ない。
少し考えた末に宿のある方向の途中にある蒲生八幡神社に行ってみることにした。
レンタカーを走らせること1時間弱で到着。

蒲生八幡神社
平安末期となる西暦1123年(保安4年)に創建されており、昨年創建900年となった歴史ある神社。
佐賀にある八幡総本宮 宇佐神宮にその当時の蒲生院総領職であった蒲生上総介舜清が勤請したとのことで、それ以来蒲生家や薩摩地域を支配した島津藩主によって支援されてきた。
(八幡総本宮 宇佐神宮にはちょうど1年くらい前に父と訪れていて、そのことはこのあたりのブログで記事にした
写真の社殿は西暦1985年(昭和60年)に台風で大破したため、建て替えられたもの。

蒲生八幡神社の大楠
ここを訪問した理由は実は神社そのものではなく、この大楠だ。
西暦1988年(昭和63年)に当時の環境庁による巨樹・巨木林調査によって、日本一の巨樹であると認定されたのが、神社にある大楠。
環境省による調査報告書(データはこちら)によると、地上から130cmの位置で幹周りが300cm以上あるものが調査対象となっている。
2001年の調査結果によると、巨樹の種類としては、スギが一番多く、ケヤキ、クスノキ、イチョウ、スダジイと続くが、上位10傑はクスノキが多い。(蒲生八幡神社以外に5本あり、10本中6本がクスノキ)
この大楠の内部には直径4.5m(約畳8畳敷)の空洞があり、幹周りは2,422cmある。(直径と円周の関係で計算式が合わないが、2,422cmなのは地上130cmの場所であるため。根本周辺は当然ながらもっと太い)
この環境省の調査結果を見ると巨木数は東京が一番多い。意外な気もするが、把握されているものが多いとか神社や寺が多く保護されやすいからということもあるのかもしれない。ただ、上位10傑は九州地方に多く、7本が九州だ。暖かい地方のほうがより大きくなりやすいということはありえそう。

大楠はかなり大きくて迫力があり、父もこれには驚いていた。
神社そのものは大きな境内ではないが、駐車場も第3駐車場まであり祭事の際はかなりの人が訪れるのかもしれない。ただ自分たちが訪れたのは平日の雨の日ということもあって、ゆっくり観察できた。

ちなみに写真は自分の古いスマホで撮ったもの。
雨が降っていなければちゃんとカメラ+広角レンズで撮りたかったが、買ったばかりのカメラとレンズを濡らすのに躊躇してしまった。(^^;
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うつぼ

8畳敷の空洞があるって本当に大きいんですね。
鹿児島に行ったことはありますがこの神社は未訪です。
(自分のブログを検索してかごしま水族館訪問を確認(笑))
神社の御神木はどこも大きいイメージなのですが、この御神木は驚くほどの
大きさと聞くと実際に見てみたくなりますねぇ。(^-^)

by うつぼ (2024-03-20 20:16) 

リュカ

スマホの写真でもすごい迫力が伝わってきますよ〜
買ったばかりのカメラとレンズ、それは雨には濡らしたくない!!
by リュカ (2024-03-20 22:22) 

kou

>うつぼさん、
本当に大きなクスノキでした。神社が創建される前からあったということなので、樹齢もかなりのものです。
(うつぼさんの鹿児島旅行記を改めて拝読しました。仕事が大変な時期でブログ巡回をサボっていたので初読みばかりでした)
by kou (2024-03-20 22:41) 

kou

>リュカさん、
完全防水ではないものの防滴に近い作りなので、小雨ではあるし濡らしても大丈夫だとは思ったのですが、旅行初日で万が一故障とかするとがっかり度が半端ないので、スマホ撮影にしました。(^^;
by kou (2024-03-20 22:44) 

kuwachan

巨樹というと屋久杉などのイメージでスギなのかな?と思っていたら
上位は圧倒的にクスノキの方が多いのですね。
by kuwachan (2024-03-21 11:02) 

kou

>kuwachanさん、
屋久島のイメージは私にもあったのですが、スギが少ないこと、屋久島の巨木は一つも上位10傑に入っていなかったのが私も意外でした。
by kou (2024-03-21 20:52) 

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