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火事を目の当たりにし [雑感]

先日、たまたま有休をとっている風に強い平日、私が住んでいるマンションでアナウンスがあった。
マンションでアナウンスがあるのは、よほどのことで、これまでに数回あったかどうかだ。
その内容は、「隣家で火災が発生しています。住人の皆さんは避難をしてください。」というものだった。
そのアナウンスの前にやたらとサイレンが聞こえるなと思っていたら、近所で火事とは思わなかった。

寝室にいたのだけど、リビングへ出てみると、快晴のはずが青空がほとんど見えない。
もうもうと煙があがっていた。
火災の煙

これはのんびりしている場合ではないと、室内着から外出着に着替え、念のためベランダへ出てみた。
煙がすごく、風が強く吹き払われたりもするが、風向きによっては本当に視界が白くなり、咳き込みそうなほど。そして煙の熱を顔に感じるほどの勢いがあった。
よく火事の現場で煙で視界が悪くなり、避難が難しくなることは知られているが、外にいて、結構離れた場所ですらそう感じるので、本当に火災は侮れない怖さがあると感じた。
火災

ただ、幸いなことに、自分が住んでいるマンションまで延焼してきそうな様子はなかった。
反対側の車道には消防車と救急車が合わせて20台くらいあり、消防活動を開始していることもあり、避難はゆっくりしても大丈夫そうだと思い、持ち出すものを選ぶことにした。
(最終的にマンション管理組合の報告だと消防車が40台出動したらしく、相当な燃え方だったようだ。)
火災

それにしても、持ち出すものは悩む。
延焼はないと思ったので、財布、スマホ、家の鍵、モバイルバッテリーを持ち出したが、もしも避難する時間的余裕はあるものの延焼する可能性が高いようだと、もっと持ち出さないといけない。
友人や他のSNSなどでも意見をもらったが、どこでも買えるマスクや消毒薬などは金さえあればいいが、自身が日常的に使っている薬があればそれは持ち出す必要があるし、再発行が面倒な通帳や印鑑はおそらく持ち出したほうがいいのだろう。
できればノートPC(に入っている写真データ)も持ち出したい。

それから、こういう他の家屋からのもらい火は、その火元の家屋所有者から補償を受けることができるとは(重過失でない限り)ない。法律でそうなっている。
自分が火災保険に入っておかないと、賃貸であろうと持ち家であろうと、自身の家財の補償は得られないわけだ。

いろいろ考えさせられた火災だったが、この火災で重傷者や死亡者は出なかったことは不幸中の幸いだった。
一刻を争う緊急避難、時間的余裕はあるが半日~1日の避難、2日以上戻れない本格避難など、シーンに応じて持ち出すものをどうするか、きちんと考えてみようと思う。
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