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自宅の売却で感じたこと [住居・家具]

花
ここまで20記事以上、自宅を売却することに関連した記事を書いてきた。
個人情報があるので詳細をぼかした部分はあるが、すべての手続が完了したいま、書きたいことは書けたと思う。
この記事を読んでいる人が自宅を売るつもりがあるのかどうかはわからないが、自分がポイントだと思う点を挙げておく。

■不動産仲介業者の選定
絶対に複数の仲介業者と会うべき。自分の物件を担当してくれる候補者として一人しか会わないのはリスク。
自分の場合でも会った中に頼りないなという営業がいた。たまたまその会社に決めてその担当の営業が対応していたらここまで意思疎通や売却までの時間がスピーディではなかったと思う。
また専任か一般かは自身で考えて決めればいいが、専任だと保証や補修などのサービスが充実しているので、専任が個人的にはお勧めだ。イマイチだなと思えば3ヶ月ごとの更新をせずに別の不動産仲介業者を使えばいい。

■断捨離と掃除の必要性
断捨離と掃除は絶対にやったほうがいい。(日頃からもそうだが、売却しようかなと思い始めたら即)
内覧のときに不要なものがたくさんあったり、あちこちホコリが被っているような見苦しい状態はマイナスだ。
売却すると決まったら、引越しまでの期間にやることはいっぱいある。毎日時間が余っているという人はともかく、働きながらだといろいろと時間的制約もある。早めに断捨離と見られる場所の掃除をすべし。
また、住み替え先に荷造りしたものを運んでもらって結局何箱も捨てる羽目になったという人を何人も知っている。
子どもが独立して一戸建ての4LDKからマンションの3LDKに引っ越した同僚は、2トントラック分の量が引越し先に入らず捨てたと言っていたし、上司も似たようなことを言っていた。
結局捨てるものをわざわざ引越し費用をかけて持っていった挙げ句、処分費用もかけるとなると、荷造りの時間と、引越し代金とが無駄になる。衣類とか食器とかは趣味でもない限り一気に最低限以外捨てたほうがいいと個人的には思う。実家の父は一人暮らしなのに、ダンボール20箱以上の食器や調理器具が複数の大きな食器棚に残ったままだ。箸も十数膳あると思う。100%意味がないので捨てるべき。

■やることリスト作りと順序の検討
これも場当たりにならないように実施するほうが混乱が少なくて済む。単なる引越しでも同じことだが、引越しまでの間に不動産仲介業者との打ち合わせとか内覧対応とか、第三者機関による住宅チェックとか、契約手続きとか、売却に伴うイベントがそれなりに発生する。それらで忙しくてつい抜けたりしてしまう可能性がある。
自分は家具と家電の入替えは上手くいったがそうでなかった点もある。
今回、売却に合わせて固定電話の廃止、プロバイダ契約の打ち切りもやったのだけど、固定電話をさっさと廃止してしまったため、オンラインでの住所変更が一部できなかった。登録された電話番号に折り返し音声メッセージの電話がかかり、その数字をオンラインで入れなくてはならないというパターンが実行できなかったのだ。
プロバイダの打ち切りは、登録しているメールアドレスの変更を意味する。住所変更とメールアドレス変更とをWebやリアル店舗(郵便局とか)で一つずつ行った。
それぞれ約50件ずつあった。これもリスト化しておかないと抜けたと思う。(リスト化しても抜けがありそうだが)

■不動産売却の心構え
Webに公開したからといって、即問い合わせがあるわけではない。
自分の物件を担当してもらった不動産仲介業者によると、自分のケースは相当早く決まった珍しいケースと言われた。
それでも、開示後2週間何の問い合わせもなかったときは少し心配になった。焦りはなかったが、転勤や子どもの転校などを伴うケースとか、売却をあてにして別の不動産を買うつもりだと、焦ることもあると思う。
首都圏の平均売却活動期間は4ヶ月くらいとされているが、2ヶ月で決まる人もいれば、10ヶ月かかる人もいる。決まらなくて取り下げるとカウントされないので、実際にはもっと長いかもしれない。
公開してしばらく売れないと、値段を下げることが大半だ。
買い主候補からの値引き要請があったりする場合もある。売却活動が長引いても耐えられるか、その間に管理費や修繕積立金や火災保険や固定資産税などを払い続けて損した気分にならないか、内覧で見知らぬ人たちから毎回質問を受けてうんざりしないかなど、それなりの覚悟を持って活動するべきだろう。

初めて不動産を売却して、知らないことにたくさん気付かされた。
今後自分自身が不動産を買うかどうかは白紙状態だが、もしも買うことがあるなら、売った経験を活かしたいと思う。
(不動産売却関連の記事はこれでおしまい)
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