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大塚国際美術館 エドヴァルド・ムンク [美術・娯楽]

エドヴァルド・ムンク。
ノルウェー出身の画家だ。
別れ話がこじれた相手と小競り合いのなか銃が暴発して左手中指の第2関節を撃ち砕く事故があったり、アルコール依存症になったり、精神病院に入院し治療したり、なかなか波乱な人生を歩んでいる。

大塚国際美術館には、ムンクの絵画は8点あり、そのうち2点を取り上げる。

叫び
『叫び』。
独特の不安定な色合いと模様が印象的だ。
ムンクの『叫び』は5点以上が制作されているが、これが一番有名な『叫び』だと思う。
原画はノルウェーのオスロ国立美術館が所蔵している。
発表した当時の評論家たちはこの作品を酷評したそうだが、いまでは非常に高い評価を受けている。
この油彩画の『叫び』ではなくパステル画のほうは1億1990万ドルで落札されたほど。

星月夜
『星月夜』。
同じ題名だと、 フィンセント・ファン・ゴッホの絵画のほうが有名だ。
原画はノルウェーのムンク美術館が所蔵している。
この作品は、個人的に印象に残ったので撮影した。
後から調べてみると、この作品は自宅から眺めた風景を描いたものと言われている。そしてフィンセント・ファン・ゴッホの絵画からインスピレーションを受けて描かれたオマージュではないかという意見があった。
どちらとも寂寥感のある絵画だ。
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大塚国際美術館 ピーテル・ブリューゲル(父) [美術・娯楽]

大塚国際美術館には著名な作家の著名な作品が数多くある。
ここはすべての作品の撮影が可能だが、もちろん撮影だけのために訪れたわけではなく、自分の好みの作品や有名な作品のみ撮影した。それでも撮影した点数がそれなりにあり、時代ごとや国ごとなどに体系立てて記事にしていくことが大変なため、展示順や五十音順などもまったく関係なく無作為に取り上げることにする。

今回は、ピーテル・ブリューゲル(父)。
目録で確認すると、大塚国際美術館に彼の作品が6点あり、ここではその内の2点を取り上げる。

バベルの塔
『バベルの塔』。
日本では、彼の作品としてこれが一番有名ではないかと思う。
原画はオーストリアのウィーン美術史美術館が所蔵している。
彼は『バベルの塔』を3点描いており、うち2点が現存し、現存する作品ではこちらの作品のほうがもう1点の4倍近い大きさ。
小さいほうはオランダのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館にある。(2017年に来日したのは小さいほうだ)

子供の遊戯
『子供の遊戯』。
こちらの原画もオーストリアのウィーン美術史美術館が所蔵している。
子どもの遊びを取り上げており、200人以上の子どもたちが80以上の種類の遊びをしている様子が描きわけられている。
ビー玉や独楽などおもちゃを使った遊び、ブランコや柵登りなどの設備を使った遊び、行進や馬跳びなど身体一つでの遊びなど様々だ。
16世紀頃に、子どもたちが何をして遊んでいたのかがわかる貴重な絵画だと思う。
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大塚国際美術館 スクロヴェーニ礼拝堂 [美術・娯楽]

大塚国際美術館 スクロヴェーニ礼拝堂
スクロヴェーニ礼拝堂。
システィーナ礼拝堂もそうだが、絵画だけでなく天井の高さや柱の位置などをそっくりに展示する、環境展示と呼ばれる展示の仕方。

大塚国際美術館 スクロヴェーニ礼拝堂
スクロヴェーニ礼拝堂は今年7月に世界文化遺産に指定された場所で、イタリアのパドヴァにある。
本物のほうは、世界遺産に認定されたこともあり、コロナ禍にあっても人気のスポットであり、混雑して待たされ、入れ替え制のため最長でも15分しか滞在できないようだ。
ここならゆっくりと鑑賞できる。
天井の美しいブルーと散りばめられた星。メルヘンさを感じる明るい雰囲気で、日本人が好みそうな場所な気がする。
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大塚国際美術館 システィーナ・ホール [美術・娯楽]

大塚国際美術館 システィーナ・ホール
大塚国際美術館のシスティーナ・ホール
2007年4月1日に開館10周年を記念して、一般公開されたホール。
ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画と正面壁画「最後の審判」を陶板で再現している。
もちろん実物大だ。
湾曲している部分の再現が難しく、開館当時は制作できなかったものなのだとか。

大塚国際美術館
正面壁画「最後の審判」。
見事だ。
実物を見たことはないが、このスケールの絵画を作成したミケランジェロのすごさを感じ取れる。
いつか実物も見に行きたい。

大塚国際美術館 システィーナ・ホール
二階から見たところ。
ベンチの大きさを見ると、スケールがわかると思う。

1998年~2006年に訪れた人は、ここは見られなかったことになる。
自分の父も一度訪れているが、2000年以前だったので、この光景は初めてだったわけだ。
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大塚国際美術館へ [美術・娯楽]

大塚国際美術館
自宅から数百km移動して、到着したのが、大塚国際美術館
大塚製薬グループが創業75周年事業として1998年に開館した美術館で、その当時日本最大の延床面積を誇った。(現在は日本で2位)
西洋名画などをオリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館で、絵画以外にも壺などの模様を写し取り平面で見られる展示などもしている。
写真撮影が自由であること、十分に広いこと、数多くの著名な芸術家たちの作品を見られることなど、ユニークな美術館と言える。

大塚国際美術館
チケットを購入して、中へ入る。
父は一度ツアーで訪れたことがあるらしいが開館当時だったらしく、自分が一度も行ったことがない場所でもあるということで、そこにしようという話になった。
長いエスカレーターを上り、展示ゾーンへ。
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Fukushima50をみて [美術・娯楽]

Fukushima50
知人からFukushima50のディスクを借りたので、週末に自宅で鑑賞した。
前評判とかあらすじとか公式サイトとかを一切見ることなく再生。

緊迫感とリアリティのある映像が多く、またごく短い期間に変化していく現場で何が起こっていたのかを丁寧に描いていると思う。
原発行政の課題や汚染地域の復興など、すべてが解決しているわけではないが、映画という形でわかりやすく表現したことは肯定したい。

東京電力の本社は危機管理ができない部門なのだとその当時は大変責められたし、自分も正直そう思うが、この手の話はあちこちにある。
2年くらい前に関西国際空港も電源設備水没で停電が長期化して問題になった。
不思議なのは、そういう事故や事件があっても、電源設備や関連装置が地下にあるビルや施設が多いことだ。
これだけ台風、長雨、津波などの水害が多い国なので、建築基準法などでインフラ関連施設における電源関連機器の地下への設置に制約をつけないことが不思議だ。(建築物における電気設備の浸水対策のあり方に関する検討会でガイドラインはつくられているが、ガイドラインどまり)
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星の軌跡202101 [美術・娯楽]

昨日の星の軌跡は、飛行機の光点が何本も写り込んでいたり、色調整をしないままだったりと、いろいろ不満だったので、ブログ記事をアップしたあと、0時前から改めて撮影にチャレンジ。
レンズをより広角なものに変更し、ベランダから連続撮影モードで連写。
バッテリーがなくなっていたら終わりということで、そのまま放置して就寝。

今朝起きてみたら、SDカードがいっぱいになっていた。
絞りをもっと絞ったほうが良かったのに、何を思ったかF2.0で最適なシャッター速度をマニュアルで設定していたため、撮影枚数が恐ろしいことになったのが要因。(なんと撮影枚数が4500枚超[あせあせ(飛び散る汗)] アホなことしてしまった)
何はともあれデータを確認し、明度合成。
昨日の記事の写真とは異なり少し手を加えている。(下の方をトリミングでカットし、彩度やコントラストを変更、ノイズを処理など)
星の軌跡

去年は宿泊を伴う旅行をまったくしなかったが、今年は星を撮りに行くような旅行ができると良いなぁと思う。

備忘録として撮影条件を記載。
撮影機材:カメラE-P5、レンズLAOWA 7.5㎜ F/2 MFT、三脚ULTREK UT-43Q。
撮影条件:ISO200、F2.0、露出2.5秒、マニュアルフォーカス、4549枚の連続撮影。(← 駄目な設定)
撮影日時:2021年1月09日23:56頃~2021年1月10日3:14頃
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東の空に星降る [美術・娯楽]

今晩の東京は雲ひとつなく、風も穏やかなので、久しぶりに星を撮ってみた。
出かけるには寒いので、ベランダから東方向にレンズを向けて三脚をセットし、20:39~22:56までの2時間17分連続撮影したものを明度合成したのが、下の写真。
星の軌跡

早い時間帯なので、飛行機やヘリコプターと思われる光点が何本も見える。成田や羽田発着かな?
やはりもっと遅い時間に撮るべきだったか。
ちなみに、タイトルは星降ると書いたが、東側を向けているので、実際の動きとしては星昇るが正解。(笑)

備忘録として撮影条件を記載。
撮影機材:カメラE-P5、レンズM.12-40mm/F2.8、三脚ULTREK UT-43Q。
撮影条件:ISO200、F7.1、露出20秒、マニュアルフォーカス、408枚の連続撮影。
撮影日時:2021年1月9日20:39頃~2021年1月9日22:56頃
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アートアクアリウムの水槽いろいろ [美術・娯楽]

アートアクアリウムの水槽はバラエティに富んでいた。
それらをいくつかアップ。

アートアクアリウムの水槽
暗い中で、出っ張った円柱の中を泳ぐ金魚。

アートアクアリウムの水槽
掛け軸の墨絵のような造形の中を泳ぐ金魚。
なかなかおもしろい。

アートアクアリウムの水槽
大きな金魚鉢から水が溢れていて、その中を泳ぐ金魚。

アートアクアリウムの水槽
角が地面に突き刺さった立方体のような形状の水槽。
水族館というと、平板か曲板かくらいで、こういう形を見る機会が少なく、新鮮。

アートアクアリウムの水槽
ぼんぼり風の水槽の中を泳ぐ金魚。

アートアクアリウムの水槽
灯籠を模した水槽を泳ぐ金魚。

アートアクアリウムの水槽
格子天井のような水槽。実際に見上げて鑑賞することになる。
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アートアクアリウムへ [美術・娯楽]

アートアクアリウム
先月、アートアクアリムへ行った。
時間予約制だったので、ランチのタイミングで移動も含めて都合の良さそうな時間をスマホを使って予約。

上の写真のように基本的には暗い場所の中、ライトアップされた様々な水槽で、いろいろな金魚が泳いでいるところを鑑賞するスタイル。
場所によっては鯉がいたりしたけど、あくまでも金魚がメイン。

アートアクアリウムの金魚
この写真のように、普通っぽく展示している場所のほうが珍しい。
アップ目の金魚をいくつか。

アートアクアリウムの金魚
十秒前後でライティングが変わるのと、暗い中なので撮影が意外と難しい。
シャッタースピードを上げてISO感度も上げて撮影。

アートアクアリウムの金魚
この建物は2020年8月にオープンしていてまだ数ヶ月。
それまではアートアクアリウムというテーマであちこちに出展してきたらしい。

アートアクアリウムの金魚
いろいろな角度で眺められるので、なかなかおもしろい。
金額的にはそれなりにかかるが、フラッシュなしなら写真撮影自由だし、時間予約制でギュウギュウになるわけではないので、魚が泳ぐ様子を見るのが好きな人は行ってみては。
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中野耕志写真展『OM-Dと旅する世界の野鳥』 [美術・娯楽]

中野耕志写真展『OM-Dと旅する世界の野鳥』
中野耕志写真展『OM-Dと旅する世界の野鳥』の案内状をいただいていたので、鑑賞に行ってきた。
東京・新宿と、大阪・四ツ橋で行われることとなっている。
中野さんは、鳥、飛行機といった翼を持つものをよく撮影されているプロの写真家さん。
ちょっとした縁があってたまに話をさせてもらっていて、今日も少し立ち話をさせてもらった。

中野耕志写真展『OM-Dと旅する世界の野鳥』
ギャラリーはこんな感じ。
一点一点の撮影はNGだったが、展示の様子は撮影可だったので、スマホで撮らせてもらった。
写真の通り世界各地の野鳥をとらえた写真展。
今回は、オーストラリア、アメリカ、コスタリカ、アイスランド、ケニア、マレーシアなどの野鳥たちが主役だ。

また、写真を撮ったOM-Dカメラを使用して動画も撮っていて、ディスプレイで流していたが、その動画もすばらしかった。
野鳥鑑賞や野鳥撮影に興味のある人は行ってみては。(鑑賞は無料)

オリンパスギャラリー東京 期間:2020年7月31日(金)~8月26日(水)
  ※8月6日(木)~8月16日(日) 夏季休暇のため休館
オリンパスギャラリー大阪 期間:2020年9月4日(金)~9月16日(水)

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アテネウム美術館 [美術・娯楽]

ヘルシンキの自由時間を使って、市内をぶらぶら。
よくわからないバスを使うかどうか考えたけど、ホテルから20分くらいで中心地へたどり着ける距離なので、歩いてみた。

アテネウム美術館
最初に行った場所は、アテネウム美術館。
海外旅行をするときは、可能なら美術館や博物館へ行くことにしている。

アテネウム美術館の入館シール
入口で入館料を支払い、シールをもらって中へ。
シールは見えるところに貼っておけば良い。

アテネウム美術館内
日本語があった。
異国なのでちょっと新鮮。
日本の工芸美術を展示する期間だったからのようだ。

アテネウム美術館内
館内は人が少ない。
海外の美術館はゆっくり周れるので、それは本当に良いなと思う。

アテネウム美術館内のピカソの絵
ピカソの絵画。

自家製レモネード
美術館内のカフェでオーダーした自家製レモネード。
かなり酸っぱくて、日本だとあまり見ない味だった。美味しかったけど。
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平山郁夫美術館で鑑賞した絵画 [美術・娯楽]

平山郁夫美術館で見た絵画の一部。

朝陽砂漠 らくだ行
朝陽砂漠 らくだ行。
らくだの絵はこれだけでなくいくつも描かれていて、ここにも5~6枚並んでいた。

天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道
天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道。
この美術館へ行く際に通ることになるしまなみ海道。
晴れていると、眺めが本当に良い。これはどこから描いたものなのか。

絲綢の路 パミール高原を行く
絲綢の路 パミール高原を行く。
絲綢の路とはシルクロードのこと。

求法高僧東帰図
求法高僧東帰図。
平山郁夫は仏教にまつわるものをよく絵画に描いている。

アンコールワット遺跡 朝陽
アンコールワット遺跡 朝陽。
アンコールワットの朝焼けを見たことがある。
日の出前ではなく、日の出後だとこんな感じだった気がする。
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平山郁夫美術館へ [美術・娯楽]

2月のとある週末に、実家に帰省した。
ここのところ、年末年始の混雑を避けて、毎年2月か3月に帰省することが多い。
正月に帰る実利的な意味はほとんどないし。
父が平山郁夫美術館へ行ってみようというので、ドライブ。

平山郁夫美術館
父は行ったことがあるが、自分は初めて。
広島市市内からだと2時間くらいかかる場所にある。

平山郁夫美術館
あいにくの天気だけど、美術館なので大きな問題なし。
なぜか父との外出はやたらと雨率が高い。
ここ数年だけでも、東京観光、伊豆旅行、島根旅行、今回の観光でも毎回雨。

平山郁夫美術館
美術館の庭。

平山郁夫美術館
入館してすぐのロビー。
ここは館内のほぼすべての場所で写真撮影ができる。(当然フラッシュは禁止)
平山郁夫美術館は出生地である尾道市瀬戸田町にて1997年4月に開館している。

作品については別記事で。
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足立美術館の庭 [美術・娯楽]

この時期、横山大観 VS 日本画の巨匠たちという特別展をやっていて、展示はとても良かった。
これだけの作品を土曜日でもじっくり眺められるのはここだからだとも思う。(東京の休日の美術展は人の頭と背中を見に行く感じなので……)

館内の写真は一切の撮影が禁止なので、庭の写真をいくつかアップ。

足立美術館の庭
本館側には枯山水庭や苔庭などさまざまな庭がある。

足立美術館の庭
ここには茶室もあり、そのあたりの写真。

足立美術館の庭
白と緑のコントラストが美しい。

足立美術館の庭
窓が絵画の縁のようになっている場所から。
これは都会では無理だ。

足立美術館の庭
晴れてはいたものの雲が多く、紅葉には少し早い時期なのだけど、やはり見事な庭園。
ここは紅葉する季節に訪れてみたい場所。

足立美術館を十分に堪能し、目録を購入して、出発。
このあとは夜に約束があり、広島方面へと向かう。
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足立美術館へ [美術・娯楽]

宿を後にし、次に向かったのは足立美術館
実はここは一度も訪れたことがない。
父は二度、弟も一度行ったことがあるとのことだが、自分はなかった。
カーナビに行き先をセットして、出発。

足立美術館
到着。
アメリカの日本庭園専門雑誌では15年連続で日本一となっている庭園があまりにも有名。
フランスの旅行ガイドでも三ツ星を獲得している。

足立美術館
午前10時過ぎに到着したが、すでに駐車場には車がたくさん。
年間60万人以上が訪れる有名な美術館なので、これは当然か。

入場券を買って中へ。
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