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貴船神社の結社へ [旅・場所]

貴船神社の北参道貴船神社の結社入口
貴船神社本宮で参拝し、おみくじをひいた後は、北参道を歩いて結社へと向かう。
左上の写真がその北参道の一部。
普通の道もあるが、鳥居や欄干などの雰囲気のある場所も。
しばらく歩くと、右上の写真のように結社の入り口が見えてきた。(300mくらい上流へ歩いたところへある)
この先の階段を上ると、結社の境内が。結社ではなく中宮とも呼ばれる。
貴船神社の結社
立札には祭神について書かれている。祀られているのは、磐長姫命。
神武天皇の曽祖父にあたられる瓊々杵命が、木花咲耶姫命を娶らんとする時、父の大山祇命が姉の磐長姫命も共におすゝめしたが、瓊々杵命は木花咲耶姫命だけを望まれたため、磐長姫命は大いに恥じ、「吾こゝに留まりて人々に良縁を授けよう」といわれ、御鎮座したと伝えられています。 古くより縁結びの神、「恋を祈る神」としての信仰が篤く、平安時代の女流歌人・和泉式部が切ない心情を歌に託して祈願したという話は有名です。(和泉式部の歌碑がこの上の境内に建っています) 昔はスゝキ等の細長い草を、今は「結び文」を神前に結びつけて祈願する習わしがあります。男女間の縁だけでなく、人と人、会社と会社、就職、進学などあらゆる縁を結んでくださる神様です。
しかしこれ、姉妹を嫁にと父が送り出したら美しい妹だけでいいと言って姉を送り返し、姉がそれを恥じて縁結びの神としてこもるとか、考えようによってはひどい話だ。
まあ、神々の世界でも美醜はつきまとう問題で、結局のところ美人が好まれるという身も蓋もない法則が働いているとも言えるが。(^^;
貴船神社の天乃磐船ちなみに、瓊々杵命は天照大神の孫にあたり、大山祇命は海と山の神、木花咲耶姫命は美しい女神で富士山本宮浅間大社でも祀られていたり。

ここには和泉式部の歌碑もあるが、右の写真の「天乃磐船」も置かれている。
貴船の山奥より出土した自然石で、重さは6tある。古くからあるものではなく最近出土したものなので、特に所縁はない。
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