SSブログ

雨に濡れるクリンソウ [旅・場所]

空気中の水分が霧になったり、霧雨になったり。
森なので霧雨くらいならしのげるかなと思っていたが、針葉樹林の森は広葉樹林の森のようにはいかないことを実感。
そして風が吹くと、針葉に付いていた水滴が、バラバラと落ちてきて、実は濡れることも分かった。(笑)

クリンソウ
説明の看板にもあった通り、ここの清流沿いにはクリンソウが群生している。
クリンソウは日本原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草。

クリンソウ
比較的低温で湿潤な環境で生育する種のため、標高が高い沢沿いなどに多くみられるようだ。

クリンソウ
開花する時期は本州だと4月~6月くらいのようだが、北海道の津別だと6月~7月あたりらしい。
そういう意味ではこのタイミングだったからこそ見られたわけで。

クリンソウ
少しアップで撮影。
雨に濡れるクリンソウはしっとりしている。

クリンソウ
花の色はもっと赤いのが普通らしく、ピンク色や白色は変種とのこと。
ネットで画像検索したりすると、確かにもっと赤紫色みたいな花の色の方が主流のようだ。

クリンソウ
ちなみに、花の名前の由来は、花が花茎を中心に円状にいくつもつき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることかららしい。
そういったわかりやすい花が1本だけ咲いている場所を見つけられなかったのだけど、一番近かったのはこの写真。
確かにぐるりと花が輪のように咲いている。

まだまだ歩く時間も体力も気力もあったのだけど、雨が少し強くなったこともあり、歩いてホテルへ戻った。
雨の中のカメラを持っての山道はやはり気を遣うし。
nice!(25)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行